レンタルオフィスは都市部に近いほど多くなり、郊外といったように都市部から離れると少なくなる傾向にあります。それは当然人が集まるかといった問題も関係していますし、単純に交通利便性が悪すぎるところにはレンタルオフィスを作りにくい事情もあります。
ただしまったく郊外といった都市部以外のところにレンタルオフィスがないわけではなく、一部の企業では交通利便性が高い地域にレンタルオフィスを提供しているのもポイントです。今回は都市部以外の郊外といった地域にレンタルオフィスが少ない理由や、対応策などをご紹介していきます。
そもそも都市部と郊外、田舎の違いとは?
まずは都市部や郊外等の違いを解説していきます。
都市部
都市部(都心)は、ビジネスが発達しており人の出入りも多いような地域を指しています。こういった都市部は日本経済の中心地となっている場合も多く、ビジネスの円滑化のため多くのレンタルオフィスが建てられています。厳密には東京都の中心地を指す言葉ですが、現在では大阪といった政令指定都市を含むような地域も都市部と呼ばれることが増えました。
今ではテレワークも普及しており、わざわざ都市部へ赴く機会は減りました。しかし以前として取引などをする際に都市部へ行って商談を行うといった需要はなくなることはなく、商品のやり取りなどは現地でしないと行けないケースも多いので賑わいは変わりません。
都市部にレンタルオフィスを借りると交通の便や住みやすさなどは保証されますが、その分レンタルオフィスの賃料が高くついてしまうのがデメリットです。
郊外
郊外とは都市に隣接している近い地域のことであり、都市部と比較すると比較的人通りが少ないのが特徴です。また田園風景などが残っている場合もあります。ベッドタウンと呼ばれる都市部で働いている人たちが住宅に暮らしている地域は、郊外です。
都市との明確な区別をする方法は特にありませんが、地価が都市部よりかなり安く都心からある程度離れている場所は郊外と言ってよいでしょう。郊外にレンタルオフィスを借りることができると低コストでオフィスを用意することができます。また都市部からある程度は近いので交通の便まで確保されており、コストと使いやすさのバランスを取ることができるのもポイントです。
ただし都市部と比較するとレンタルオフィスが少ない郊外地域もあるので、借りたい場所によっては十分なレンタルオフィスが用意できないケースもあるでしょう。
田舎
郊外からさらに離れた地域は田舎と呼ばれます。田舎には小売店や飲食店などが少なく、田園風景が広がっているのが特徴です。いい意味では自然の風景がそのまま残っている土地と言えるでしょう。そのため都市部で販売する作物を栽培したりといった一次産業が主に行われているのもポイントです。
ただし今では田舎でわざわざテレワークをする需要も増えており、田舎にいながらビジネスを行う事例が定着しつつあります。田舎に自宅がある場合はWi-FiやPC、スマホなどをそろえてテレワークすることは十分可能です。また賃料自体が安いので、物件を購入したり借りたりしても低コストになるのがメリットになります。
その代わりレンタルオフィスを自宅とは別に借りたくてもそもそも存在しない場合があるので、レンタルオフィスを用意したい場合は代替策を検討しておく必要性もあります。
郊外にレンタルオフィスが少ないのはなぜ?
郊外といった都市部から離れている地域にレンタルオフィスが少ないのは、次のような理由があるからです。
ブランド力で都心が優秀だから
基本的に都心部で賃貸を借りたりしてオフィスを用意できると、一等地としてブランドが付きます。そのためたとえば名刺やWebサイトなどでアピールをする際に「弊社は一等地にオフィスを構えています」と言うだけでも、取引上優位に立てる可能性が高いです。
実際都市部のレンタルオフィスでは、一等地を情報登記できる点をアピールポイントにしている場合も多いです。郊外や田舎にあるレンタルオフィスよりも賃料自体は高額になりますが、通常のオフィス用物件を丸ごと借りる方法よりも明らかに安くオフィスが用意できるため、値段以上に需要が高いのも都市部レンタルオフィスの特徴になっています。
需要が見込めない地域もあるから
主に交通の便やお店の多さなどで、郊外・田舎には都市部と比較してデメリットがあります。やはりビジネスでの利用が多く大企業が本社を構えているケースが多い都市部には、多くの駅やバス・タクシーサービスが用意されており飲食店や小売店などもあちらこちらにあります。
郊外の場合は地域によってはすぐに希望の都市部へ行けないケースが合ったり、またお店に関してもまったくない箇所が存在する場合があるのがネックです。田舎の場合はさらに交通の便が悪くなりお店も少なくなります。
こういった理由により賃料は安く抑えられてもそれ以上に借りるコストが高くついてしまい、レンタルオフィスの利用を断念するケースもあるでしょう。企業として需要が見込みにくい郊外や田舎には、レンタルオフィスを作りにくいです。
テレワークでの自宅利用が中心となっているケースも多いから
郊外や田舎などでテレワークをする場合、わざわざレンタルオフィスを別途用意してそこで作業をしようという需要は少ないです。それは事業規模があまりに小さく借りる必要性がない、個人事業主なので借りても十分に活用し切れないといった事情があります。
結果的に基本的には自宅で作業をしようという考えになり、自宅以外で作業をする場合は電車の中やカフェなどで済ませようという場合が多くなってしまいます。レンタルオフィスを用意する必要性がないので、自然と進出するレンタルオフィス運営企業も少なくなるのがポイントです。
郊外などにレンタルオフィスがなくて困る場合はどうするか?
郊外や田舎にレンタルオフィスがなくて困る場合は、次のような解決策を考えましょう。
・コワーキングスペースや通常物件を借りてみる
・希望地域より多少離れていてもアクセス性などが優れているレンタルオフィスを探す
・自宅に設備を用意してみる
まずレンタルオフィス自体はなくても、コワーキングスペースといった他のテレワーク形態を利用できる場所がある可能性はあります。また郊外や田舎であればレンタルオフィスでなくても通常のオフィス物件を格安で借りられる可能性も高いです。
ということで無暗にレンタルオフィスを探すのではなく、他の形態で仕事ができないか検討してみてください。
また希望の地域より離れていても、アクセス性が優れており借りると結果的に便利で使いやすいレンタルオフィスだったという場合もあります。希望地域を広げて借りられる場所がないか探してみるのもおすすめです。
さらに設備を使いたいという理由でレンタルオフィスを借りたい場合は、自宅に用意する手もあります。今はECサイトなどでオフィス用品を販売しているケースが増えているので、ぜひ活用して自宅オフィスを充実させてみてください。
郊外に続々進出しているレンタルオフィスRe:ZONE
レンタルオフィスRe:ZONEは格安で一等地近くのレンタルオフィスを借りられるサービスとして、大阪市を中心に完全個室のレンタルオフィスを提供しています。
大阪の場合
堺市に「Re:ZONE堺東01」「Re:ZONE深井01」「Re:ZONE S-Cube」
藤井寺市に「Re:ZONE藤井寺01」
東大阪市に「Re:ZONE布施01」
吹田市に「Re:ZONE江坂01」
といった大阪市内以外でもレンタルオフィスを借りて起業に使うことが可能です。また法人登記の際に住所としても利用可能ですし、設備もオフィス家具などを用意しております。
気になる方はぜひお問い合わせください。
まとめ
今回は郊外や田舎にレンタルオフィスが少ない理由やその解決策などをご紹介してきました。
郊外や田舎にはレンタルオフィスが少ないのは、利用する必要性が低い点やアクセス性などにおいて問題があるからです。もし希望するレンタルオフィスが借りられないときは、別の物件を探したりしてみてください。
またRe:ZONEではさまざまなレンタルオフィスを都市部以外でも提供中です。大阪などでオフィスを構えたい方はぜひご検討ください。