西日本最大の都市・大阪。大阪市の周囲には、都市の喧騒を離れた穏やかな雰囲気と利便性の高さが両立したベッドタウンが数多くあります。中でも今回のテーマとなるのは、吹田市・高槻市・守口市です。ビジネスの中心地・大阪市に通いやすい立地でありながら、家族暮らし・子育てにも適した街として人気の3都市において、レンタルオフィスがどのように活用されているかをアンケート調査してみました。全国・大阪府の統計と比較しながら、吹田市・高槻市・守口市ならではの特徴を探っていきます。
吹田・高槻・守口市民のレンタルオフィス利用率
今回のアンケートは全国にお勤めの方を対象に行い、今回注目する3都市・吹田市・高槻市・守口市およびRe:ZONEがスモールオフィスを集中的に展開する大阪府におけるアンケート結果にも詳しく着目して解説していきます。
アンケートでははじめに、吹田市・高槻市・守口市にお住まいの方に、レンタルオフィスを利用している、またはしたことがあるかを尋ねました。
今回のアンケートの結果では吹田市・高槻市・守口市におけるレンタルオフィス利用率は53.3%(利用している20.0%・利用したことがある33.3%の合計)で、半数強の方がレンタルオフィスを利用した経験があることが分かりました。
また、全国のレンタルオフィス利用率は36.0%(利用している11.6%・利用したことがある24.4%の合計)、大阪の利用率は40.6%(利用している9.4%・利用したことがある31.3%の合計)と比較すると吹田市・高槻市・守口市においてレンタルオフィス利用率が高いことがわかりました。
利用しているレンタルオフィスが居住市区にあることが多い
アンケートでは次に、利用しているレンタルオフィスがお住まいの市区にあるかを尋ねてみました。
アンケートの結果では吹田市・高槻市・守口市にお住まいの方で利用したレンタルオフィスが居住市区にあると答えた方は約6割(62.5%)でした。
全国で利用したレンタルオフィスが居住市区にあると答えた方は61.0%・大阪府では53.8%という結果となり、吹田市・高槻市・守口市においては居住市区のレンタルオフィスを利用する方が多いことがわかりました。
また、レンタルオフィスが勤務先の近くにあったと答えた方は、吹田市・高槻市・守口市で12.5%・全国で22.0%・大阪府で23.1%でした。3都市では勤務先近くのレンタルオフィスを利用する方が少なく、大阪府では多めという結果になりました。
レンタルオフィスは自宅・勤務先のどちらの近くが良い?
吹田市・高槻市・守口市において居住市区のレンタルオフィス利用者が多かったことがわかりましたが、アンケートでは次に、レンタルオフィスが自宅・勤務先どちらの近くが良いと思うかを尋ねてみました。
アンケートの結果では吹田市・高槻市・守口市にお住まいの方で利用したレンタルオフィスが自宅近くにある方が良いと答えた方は6割弱(55.6%)でした。
全国では73.8%・大阪府では63.2%という結果となり、全国的に自宅近くのレンタルオフィスを利用したいという方が勤務先近くのレンタルオフィス希望者より多いことがわかりました。
自宅・勤務先近くがいいと思うそれぞれの意見
全国において自宅近くのレンタルオフィスを利用したいと考える方が多いことがわかりましたが、勤務先の近くを希望する方も3〜4割いらっしゃいました。そこで、アンケートでは自宅近くのレンタルオフィスが良い方・勤務先近くのレンタルオフィスが良い方それぞれの意見を具体的に尋ねてみました。回答者の意見を抜粋してご紹介します。
回答者の意見 【自宅近くのレンタルオフィスが良い理由】 通勤の負担が少ない “自宅に近いとオフィスに行くのが便利だからです。” (50代・事務職) “自宅に近い方が仕事後に即帰宅できるので” (40代・自営業) “出勤時間、満員電車を回避できるので” (40代・会社員) 家から近い利点を活かしつつ集中できる環境が良い “在宅勤務だとオフィスOA機器が無いのが不便。それらが揃った環境が自宅近くにあると便利だと思うので。” (40代・派遣社員) “自宅にこもって仕事をしているよりは少し出かけたほうが気分転換になる。すぐに行ってすぐに帰れる位置がいい。” (40代・パート) “主に自宅作業をより集中したい時に利用したいので、自宅に近い方が便利なため。” (30代・不動産業) 家からすぐオフィスに行って急ぎの対応ができる “自宅の近くだと急なミーティングでも対応できる” (30代・会社員) “すぐに駆けつけられる” (20代・製造業) 自宅にすぐ帰る必要性がある “親の介護があるため自宅に近い方が良い。” (40代・フィットネスインストラクター・ダンス講師) “ペットがいるから” (60代以上・フリーランス) 【勤務先近くのレンタルオフィスが良い理由】 勤務先に行く必要がある業務がある “勤務先から近いほうが見たい資料を身に行けたり利便性が高いと思う” (30代・会社員) “資料の受け渡しなど、直接やり取りする必要が生じた場合の所要時間が短縮できる” (40代・会社員) “勤務先から近い方が、備品等も持ち運び、社員間の移動も便利だから。” (40代・会社員) 緊急の対応がしやすい “なにかあった際にすぐに勤務先や顧客先に向かうことができるからです。” (20代・会社員) “近くのレンタルオフィスで急遽必要になった会議やクライアントとの打ち合わせなどをした場合に、その結果をすぐに会社に持ち帰って対応や協議が出来るところが良い。” (40代・Webエンジニア) 仕事モードをキープできる “勤務先近くの方が、仕事のオフモードになりにくいから。” (40代・会社員) “仕事への情熱が持続できそうだから” (30代・会社員) |
自宅近くのレンタルオフィスが良いか勤務先近くが良いかは、移動の時間が短いと助かるのはどちらかということで決まることが分かります。特に勤務先に近い方が良いケースでは、実際に仕事現場に行く必要性の度合いや、他社員・取引先等との共同作業があるかにもよるようです。
また、自宅近くでも勤務先でも「仕事モード」になれるための場所が自分にとってどちらか、という視点で答えた方がいました。
住宅都市エリアにレンタルオフィスがある利便性
アンケートでは続いて、住宅都市(ベッドタウン)エリアにレンタルオフィスがあることで感じる利便性について回答者の意見を尋ねました。抜粋してご紹介します。
回答者の意見 通勤時間の負担が軽減される “通勤が短い時間でオフィスのような環境で仕事ができる” (30代・会社員) “自宅の近くにあることで通勤が楽になって快適。近い場所で働けるのは大きなメリットだと思う。” (20代・フリーランス) “ベッドタウン、特に自宅近くにあれば、テレワークがしやすくなる。働き方改革も進むのでは?都心の会社に通勤する労力や時間、自分や家族に使えるようになるといい” (50代・会社員) ホームタウンだからこそのメリット “場所にもよるが車で行けたり自転車でいける可能性がある。ベッドタウンエリアだとコインパーキングも安いと思う。” (20代・会社員) “用事があるときにすぐに自宅に帰れて、便利だと思います。” (40代・主婦) “日々の買い物や郵便物などの配送のアクセスがとても便利になる” (30代・会社員) 都市部から離れるメリット “都会の喧騒から離れられるので、気持ちに余裕ができる。” (40代・事務職) “都心に近すぎず離れすぎない場所なので、静かで快適な環境のもと仕事ができる。” (20代・フリーター) “自宅から通勤しやすいのと都心部よりも諸費用が安く済む可能性が高い” (30代・自営業) “勤務先だと、人が多くてエレベーターがなかなか来なかったりランチする店が混雑していたりと無駄な時間を費やすことが多いが、ベッドダウンだと混雑を回避できると思う。自転車やマイカーを置くスペースも確保できるオフィスならもとても便利。” (40代・派遣社員) |
住宅都市において自宅に近いレンタルオフィスを上手に活用することで、ホームタウンで楽に通勤しながら働けるメリットと、都市部を離れて穏やかな環境でコストパフォーマンスよく働けるメリットがあることがわかりました。
レンタルオフィスの大きな魅力の一つに希望する立地のオフィスを選ぶことができる点があります。あなたも自宅近くのレンタルオフィスを使って便利でゆとりある生活を実現してみませんか。自分や家族のための時間も増えて毎日がより豊かになるかもしれません。
【大阪の住宅都市にも!設備充実のRe:ZONEのスモールオフィス・おすすめ物件】 ◆Re:ZONE 江坂01 (大阪府吹田市) https://rezone.co.jp/office/esaka01/ ◆Re:ZONE 布施01 (大阪府東大阪市) https://rezone.co.jp/office/fuse01/ ◆Re:ZONE 藤井寺01 (大阪府藤井寺市) https://rezone.co.jp/office/fujiidera01/ |
調査結果を受けてのまとめ
今回はアンケート結果をもとに、吹田市・高槻市・守口市を中心としたレンタルオフィスの利用状況についてお話しました。
吹田市・高槻市・守口市でのレンタルオフィス利用率は約5割で全国・大阪府より高く、居住市区のレンタルオフィスを利用している方が約6割という結果になりました。
自宅近くのレンタルオフィスを利用することは通勤負担の削減や自宅との行き来のしやすさに加え、住宅都市の場合は都市部の喧騒を離れた静かな環境や物価の安さも大きなメリットとなりました。
あなたも自宅近くのレンタルオフィスを活用して日々をもっと快適に、ゆとりをもった働き方を実現させてみませんか。
【調査概要】 調査対象:レンタルオフィスユーザー 調査回答数:160サンプル 回答期間:2023年7月20日から7月25日までの6日間 調査方法:インターネットによるユーザーリサーチ 調査機関:自社調査 |