私にとって、Re:ZONEは心に「安心」と「癒し」の光を与える空間です。

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カウンセリングルームかえるさん K様

Re:ZONE

カウンセリングルームかえるさん K様

利用オフィス

Re:ZONE 深井01

―箱庭カウンセリングとはどういうものですか?

砂が敷かれた箱に動物や乗り物などのミニチュアを自由に置いてもらい、配置したものや置き方で無意識下の心理状態を表現する心理療法のひとつです。私は箱庭を、言語のコミュニケーションだけでは推し量れない、深層部分を自由に表現できる素晴らしいツールだと捉えています。相手と信頼関係を築き、よりその人のことを知って癒すために、玩具で一緒に遊びながらセラピーをおこなう感覚です。私の箱庭セラピーでは、「夢」「悩み」などご自身でテーマを決めて取り組んでもらっています。テーマは必ず決めてもらいますが、最後に尋ねる場合もあります。スペース内で見守られながら、箱庭の世界の中で自由に自分を表現していただけるので、安心や癒し、ご自身での気づきにつながります。

箱庭を使ってどのようにカウンセリングするのですか?

まずは「うまく置けましたか?」と、箱庭の出来に納得しているかどうかを確認します。角度によって見え方が違ってくるため、手前・左右・奥の四方向から箱庭をみてもらいます。次に玩具をどのように置いているかもみていきます。例えば、円を描くようにピースを置いていると、エネルギーがあるということ。玩具を角や中央、どこに置くのか、生き物を置くか置かないのか、置くものの大きさや形、色など、表現方法は人によって全く違います。ただ、その人は心の中にあるものを無意識の状態で置いているので、なぜそこに置いたのかは、自分でもわからないこともあります。そのため、置いたものに対して「カエルさんはいま何を話していますか?」というような物語にしていろいろ尋ねます。その時ふいに発せられた言葉の中に、無意識下の自分の想いや抑圧されたものが出てくるため、箱庭というアートの中から心の言葉を聴きだし、カウンセリングを行っていきます。

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どのようなお客様がいらっしゃいますか?

最近では、発達障害のお子さんがいるお母さんや、デイサービスのスタッフさんがよく来られます。ご自身が体験されるだけでなく、箱庭のセラピストとしてセミナーを受講される方も多くいらっしゃいます。なかには親子やご夫婦、友人同士で来所され、ペアで楽しみながら箱庭を制作される方たちもいらっしゃいますよ。障がいを持っている方の中には手が震えて絵が描けなかったり、ビーズを糸に通すのが難しかったりする方もいらっしゃいます。玩具を選んで置くという形であれば、より簡単に思いや感情を表現できるのです。そうした方たちの箱庭づくりを静かに見守る中で、個々人に合ったペースでできることも魅力だと感じました。

この仕事を始めることに迷いはなかったのですか?

元々アートが好きだったので、さほどためらいませんでした。加えて、かつて父から知的障がいを持った方たちの作業場についての話を聞いたことがあったのも大きかったです。「みんなそれぞれ苦手なことがあるけれど、それぞれの得意なところを活かして作業すると楽器の演奏のように美しくまとまってひとつのものが生まれる」という言葉がすごく心に残っています。好きだったアートとコミュニケーションがうまく繋がって、箱庭にたどり着いたのだと思います。

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やっていて嬉しいこと、大変なことは何ですか?

箱庭にはその時の自分の心理状態がそのまま表れるので、何通りもパターンがありますし、二度と同じ箱庭を作ることはできません。箱庭づくりをしてみて初めて気づくことや、過去の苦労に触れる方も多いので、自分自身を知るきっかけになれていることが嬉しいです。一方で、すぐに結果を求める方はあまりカウンセリングが続かない傾向があるので、その後どうなったかが気になります。例えば病院だと、病名がついて薬が処方され、それを飲むと変化が目に見えて分かります。ただ、カウンセリングはじわじわとご自身の中で「気づき」が生まれるものであるため、1日限りの取り組みでは変化を実感することはほとんどありません。辛い気持ちが突然なくなって、明日から元気に会社へ行けることを求める方もいらっしゃいますが、カウンセリングでそうした効果を生み出すのは難しいと言えるでしょう。そうした方には無理に、継続して次回はこの日に来てくださいね、ということはありません。ご自身のタイミングで来ていただきますが、そこがちょっぴり気がかりですね。

カウンセリングの効果はどれくらいで出るものなのでしょうか?

人によって効果を実感できるまでの期間は異なります。箱庭を通して一緒に気持ちを整理したら、2回目で「もう大丈夫です」と言ってカウンセリングに来なくなった方もいます。自己分析ができていて、自分がどうなっていきたいかをしっかりと持っている方は、その目標に向かって前向きに早く解決できる傾向にあります。また、目標さえしっかりしていれば時間がかかってもいずれは解決していきます。ただ、「どうしていいか分からないからなんとかして」という場合は、まず「なぜいまそういう状態なのか」というところから整理していかなくてはならないので、より時間がかかってしまうことが多いですね。

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Re:ZONEレンタルオフィスを契約される際、他の場所の利用も検討されましたか?

当初、Re:ZONEのほかにレンタルスペースの利用も検討していたのですが、時間貸しであることやプライバシー面での心配があったことから見送りました。また、レンタルスペースでカウンセリングを行うのは来ていただく方に失礼となる可能性があると考え、完全個室のレンタルオフィスを探すことにしたんです。他の先生はマンションの一室でカウンセリングをされることも多いのですが、それほどプライバシー面での配慮は必要だと思っています。

Re:ZONEの中でもいくつかのオフィスを検討されたそうですね。

はい。Re:ZONE深井01(堺市中区)、Re:ZONE堺東01(堺市堺区)、S-Cube(堺市北区)が気になっていました。どこもアクセスが良く、設備面でも私の求める条件を満たしていました。Re:ZONE深井01に決めたのは、二階に上がった時にかわいらしいカエルの置物があったから。すぐに一目惚れしました(笑)。

実際に契約してみて、Re:ZONEレンタルオフィスとカウンセリングサロンの相性はどうですか?

とても快適に利用しています。安心して話せる環境を作れるという点で、ここを借りてよかったです。来てくれた方も完全個室で扉がロックできることに安心していただいています。部屋のサイズも2人だとちょうどよく、「キレイなところですね」と褒めていただいたことが何度もあります。あとは、窓があることも重要です。完全に閉鎖された空間だと、心が詰まった状態で来られた人にとっては精神的な負担を与えてしまう可能性があります。圧迫されて通り抜ける場所がないため、すごく苦しいと思うんですよね。その点、窓があって光が入る部屋というのは、とても良いと感じています。また、レンタルスペースだとあまり仕事をしている感じがしないので、レンタルオフィスを拠点とすることで責任感もさらに増しました。
また、活動の拠点を大阪市内から堺市に移したことで、お客様の層が変わりました。特に堺エリアに居住されている方には便利だと好評です。

Re:ZONEでの契約の流れはどうでしたか?

急ぎで契約したかったので、リモートでスピーディーにご対応いただけたのは大変助かりました。印鑑などを押さなくてはならない箇所についても、書類に付箋を貼っていただいていたので、ありがたかったです。

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箱庭カウンセリングに興味がある人へメッセージをお願いします。

箱庭は気持ちを整理して、どうして自分自身がこのような考え方をするのか、なぜ同じところでいつもつまずいてしまうのかを一緒に確認していく場です。まずは気軽に来ていただき、深く考えずに思いっきり箱庭で遊んでもらいたいです。砂を触るだけでもすごく癒されますよ。他のカウンセラーさんともやり取りしているので、今後はイベントなどを一緒に開催できたらと思っています。

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