あなたのお勤め先企業ではレンタルオフィスを利用していますか。近年街でレンタルオフィスをよく見かけるようになったものの、ご自身や身近に利用している方がいないと、その利用率やメリット等はピンとこないのではないでしょうか。そこで今回は、レンタルオフィスの利用率とそのきっかけ、レンタルオフィスのメリットについて詳しく調べてみました。利用者の声も、利用していない方の希望も反映されるアンケート結果となりましたので、レンタルオフィスを上手に活用するヒントが見つかるかもしれません。
レンタルオフィスを利用している企業はまだ少ない
今回のアンケートは全国にお勤めの方を対象に行い、特にRe:ZONEがスモールオフィスを展開する地域(以下「Re:ZONE地域」、大阪府・兵庫県・京都府・奈良県・広島県)におけるアンケート結果にも詳しく着目して解説していきます。
アンケートでははじめに、勤務先でレンタルオフィスを利用しているか尋ねました。
今回のアンケートの全国における結果では勤務先でレンタルオフィスを利用していると答えた方は13.6%でした。
利用率は1割強で、レンタルオフィスを利用している企業はまだ少ないと言えますが、Re:ZONE地域での利用率は15.8%で全国値よりやや高く、中でもRe:ZONEがスモールオフィスを集中的に展開している大阪府では利用率22.2%という高い割合になりました。もちろん、関西地区では大阪府がトップの利用率でした。
Re:ZONEがオフィスを展開しているエリアではレンタルオフィスの需要が高い傾向にあると言えそうです。
レンタルオフィス利用のきっかけ
アンケートでは次に、レンタルオフィスを利用したきっかけについて尋ねてみました。
営業所の拠点等のサテライトオフィスとして
全国の結果で最も多かったのは営業所の拠点等の「サテライトオフィスとして(36.4%)」の利用でした。Re:ZONE地域の結果においてもトップで、比率的に非常に高い割合でした(66.4%)。
本社・支社等に加えて、取引先等に近い拠点を追加してサテライトオフィスとする場合等、業務の利便性に応じて柔軟に追加できるのがレンタルオフィスの魅力の一つです。
また、自社の拠点としてだけでなく「他企業との(協業のための)活動拠点として(9.1%)」という意見もありました。
リモートワークのスペースやオフィス拡充のため
同率2位だったのが「リモートワークのスペースとして」・「オフィス拡充のため」(各27.3%)でした。Re:ZONE地域では「オフィス拡充のため」というきっかけが多い傾向(33.3%)でした。
コロナ禍においてリモートワークが浸透してきたものの、各社員の自宅では十分な業務環境が整わず業務効率が低下しやすかったり、機器や資料、情報へのアクセス等が不足して業務が進められないという状況が起こりがちです。そこで、企業が社員にリモートワーク用のスペースを提供するためにレンタルオフィスを活用しています。
また、コロナ禍によるオフィスの密を避けたレイアウト変更やオフィススペースの追加、プロジェクト等のための一時的な拠点追加等のオフィス拡充のためにレンタルオフィスが使われています。
利用しているレンタルオフィスの立地を選んだ理由
次に、レンタルオフィスの利用者の声に注目し、利用しているレンタルオフィスの立地を選んだ理由を尋ねました。
回答者の意見を抜粋してご紹介します。
回答者の意見 “駅近で料金が安いという条件に合致したから” (30代・会社員・情報通信業) “自宅から一番近かったから。” “事務所から近い” “建設現場があり、その建設が数年継続されるから” “その地域に営業所がほしかったので。” |
このように見ていくと、レンタルオフィスの立地を選ぶ際には下記の3つの視点があることが分かりました。
・自宅や会社等から行きやすい
・駅前等立地条件が良い
・取引先や現場の近く等、特定の業務に便利
レンタルオフィスの用途に応じて、これらの視点をもとに考えていくと日々の利用が便利なレンタルオフィスを選ぶことができそうです。
レンタルオフィスはどこの近くがいい?
アンケートでは次に、回答者がもしレンタルオフィスを利用開始するならどこの近くにあるオフィスが便利だと思うかを尋ねました。
アンケートでは、地域によってレンタルオフィスの立地に求める条件が大きく異なる興味深い結果が出ました。
まず全国の結果では「自宅(59.3%)」の近くのレンタルオフィスを便利と感じる方が突出していました。
Re:ZONE地域でも「自宅(42.1%)」がトップではあったものの、「クライアント先等(31.6%)」の近くが便利と考えている方が全国値の倍以上でした。
一方、大阪府の結果に注目すると「会社(55.6%)」が突出しており、「自宅」はわずか1割程度(11.1%)でした。
つまり、地域によってレンタルオフィスの使い方が変化し、求める立地条件も変わることが分かります。そして、関西地区を中心とするRe:ZONE地域においては、「業務・事業に近い位置」である「会社」・「クライアント先」から便利にアクセスできる立地のレンタルオフィスが好まれるという傾向が強く出ました。
レンタルオフィスを利用してみての感想
アンケートでは、実際にレンタルオフィスを利用している方に利用してみての感想を尋ねてみました。回答者の意見を抜粋してご紹介します。
回答者の意見 “昔のレンタルオフィスに比べて、綺麗で広く設備が良くなった” (40代・建築士・建築) “会議のほか必要なことをすべてできるうえ、どこも感染対策をしているので安心して会議ができたのが良いです。まさに第二の会社として機能するサービス群がうれしいところでした。” “自分自身としては大変使用がしやすく、サービス面において大変充実していると思いました。” “さまざまな管理の手間暇が必要ないので気楽。” “静かだし、少人数なので余計な仕事が増えないので自分の仕事に集中できる。” “異業種との関わりが持てるから、今後も継続して利用したいと思いました。” |
自社物件と異なり、レンタルオフィスは内装・オフィス家具・電気やインターネット等が「すぐ仕事開始できる」状態で整っているところが魅力です。清潔感があり静かに作業ができ、集中して業務を進められます。
また、今回を含め、このコラムのアンケートで頻繁に出てくる意見が、同じ時期にレンタルオフィスを利用している他社の方との異業種交流に魅力を感じたという感想です。オフィスへ出入りの時や休憩場所等で挨拶をしたり何気ない会話をしたりすることが大切な出会いとなり、良い刺激を受けたという経験を持つ方が非常に多いようです。
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調査結果を受けてのまとめ
今回はアンケート結果をもとに、全国とRe:ZONE地域・大阪府との比較を踏まえながらレンタルオフィスに求められるものとメリット等についてお話しました。
全国的には勤務先企業のレンタルオフィス利用率が1割強と、まだ低い状況ではありますが、Re:ZONEが集中的にオフィスを展開している大阪府では2割強であり、都市部でレンタルオフィスの需要が多い傾向にありました。その背景として、会社やクライアント先の近くで「業務・事業に近い位置」にあるレンタルオフィスが求められている傾向が浮かび上がりました。
レンタルオフィスならオフィスが集中している地区や駅からのアクセスが良い場所等、利便性の高い立地にあるオフィスがリーズナブルに利用できます。是非、気軽にレンタルオフィスの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
【調査概要】 調査対象:レンタルオフィスユーザー 調査回答数:150サンプル 回答期間:2023年5月17日から5月23日までの7日間 調査方法:インターネットによるユーザーリサーチ |