社会情勢や働き方が変化するなかで、「セルフマネジメント」という言葉が注目を集めるようになりました。とはいえ、セルフマネジメントにはどのような意味があり、なぜ仕事で求められているのでしょうか。
企業で働いている従業員が最大限のパフォーマンスを発揮するためにも、セルフマネジメントの考え方を取り入れていくことが重要です。今回の記事では、セルフマネジメントの概要や、ビジネスの場面で重要視される理由を紹介します。また、セルフマネジメントを向上させる方法もまとめているので参考にしてみてください。
セルフマネジメントとは
セルフマネジメントとは、目標達成や自己実現のために、自分自身を管理することです。「自己管理能力」とも呼ばれており、思考や感情、意見、行動などを意識的にコントロールします。
人間とは、合理的な存在であり、論理的な思考を維持しようとしても、感情的になってしまう側面があります。たとえば、優先順位の高いタスクをこなさなければならない一方で、何かしらの理由でそのタスクを後回しにしたい気持ちを持ってしまうのが人間です。このような事態を避けるためにも、日常生活だけでなく、日々の仕事においてもセルフマネジメントが求められます。
セルフマネジメントが重要な理由
上記で解説したとおり、セルフマネジメントは仕事をこなすときにも必要な考え方です。では、具体的にどのような理由からセルフマネジメントが重要とされているのでしょうか。
コロナ禍でのテレワークの浸透
セルフマネジメントが重要な理由は、コロナ禍が続くなかでのテレワークの浸透です。新型コロナウイルスの感染対策に向けて、多くの企業でテレワークが導入されるようになりました。
しかし、テレワークでは上司や同僚に見られているという感覚が薄くなり、なかなか集中できずに悩まれている方も多くいます。テレワークの環境下でもしっかりとした成果を残すために、セルフマネジメントが必要となるのです。
主体性が求められるようになっている
ビジネスの変化が絶え間なく続いているなかで、個人の主体性が重要な時代となりました。とくに、グローバルな環境で事業を行っている企業だと、各従業員の意思決定の早さや、競合よりも優れたアクションを取る必要があります。
組織全体の動きを確かなものとするためには、従業員自身が当事者意識を持つことが大切です。上司に任せっきりにするのではなく、主体的に仕事に取り組んだり、スケジュールを立てたりする能力が求められます。
働き方改革が進んでいる背景がある
これまでの日本企業の考え方には、働く時間が長いほど良い評価を得られるというものがありました。一方で、少子高齢化が進む現代において、長時間労働よりも、単位時間当たりの生産性や効率性を向上させる意識が強くなっています。
とくに、従業員数が限られているスタートアップ企業や個人で独立した企業の場合、無駄な時間を省き、個人が最大限の力を発揮しなければなりません。各従業員が能力を活かすためにも、セルフマネジメントで自分を律することが大切です。
セルフマネジメントを向上させる方法
一見、簡単なように見えるセルフマネジメントですが、誰にでも取り組めるものではありません。そこで、従業員がセルフマネジメントを実行するためにも、適切な方法を模索していくことが大切です。時間をかけながら、セルフマネジメントを向上させる方法を取り入れていきましょう。
常に目標を立てて実行する
セルフマネジメントの向上は、常に目標を持って行動することです。従業員自身で明確な目標を設定し、目標達成に向けて主体的に動けるように取り組んでいきます。
ただし、目標を立てる際には、短期的な目標と長期的な目標の2つを意識しましょう。また、達成する可能性が低い、あるいは難しい目標ばかり立てていると、セルフマネジメントに向けたモチベーションも低下する恐れがあります。
仕事とプライベートにメリハリを付ける
2つ目の方法は、仕事とプライベートにメリハリを付けることです。テレワークが導入されているなかで、仕事とプライベートの時間を切り分けることが難しいと感じる方も多いのではないでしょうか。
もちろん、成果を出すために仕事を徹底することは大切ですが、メリハリがないままだと、自身のパフォーマンスや生活習慣に悪影響を及ぼす可能性があります。仕事のオン・オフを適切に切り替え、プライベートの時間も確保するようにしましょう。
体調とメンタルケアに配慮しながら仕事に取り組む
セルフマネジメントでは、体調とメンタルケアにも配慮しましょう。仕事に熱心な方にありがちなことですが、仕事だけの生活になりやすく、ワーカホリックという状況に陥る危険性があります。
一旦、ワーカホリックに陥ると、仕事以外に趣味を持てなくなったり、体を休める時間を確保できなくなったりします。心身ともに健康な状態で仕事に取り組むためにも、仕事だけの生活にならないように律する必要があります。
仕事に集中しやすい環境を整える
テレワークやワーケーションといった働き方を実現するためには、誘惑に負けない環境を整えなければなりません。つまり、セルフマネジメントに関する考え方を取り入れるだけでなく、仕事場を工夫してみることも大切です。
たとえば、自宅で仕事に集中しにくいという方は、レンタルオフィスを借りてみることをおすすめします。オフィスと似た環境で仕事に取り組むことで、仕事に対するモチベーションや意識を高めるのに役立ちます。
「Re:Zone」のレンタルオフィスはセルフマネジメント向上に最適
セルフマネジメントを向上するためには、仕事に対する考え方を変えていくことだけでなく、仕事環境を工夫してみましょう。そこで、セルフマネジメントに最適な「Re:Zone」のレンタルオフィスをご紹介します。
・個人用のオフィススペースを用意
・仕事に集中しやすい環境を提供
・テレワークの利用におすすめ
「Re:Zone」のレンタルオフィスは、1人でも利用可能なオフィスを提供しています。起業家やスタートアップ企業、個人事業主など、単独で使用したい方に最適な環境です。また、一般的なオフィスと同様に、デスクや椅子といったオフィス家具、無料のインターネット、個人用のロッカー、その他一部の拠点を除いて24時間365日開放しています。昨今のテレワーク導入に伴い、自宅だと集中しにくいという会社員の利用も増加しています。
まとめ
個人の主体性が重視されているなかで、セルフマネジメントの意識を持つ必要があります。とくに、コロナ禍の現在やアフターコロナの働き方は、これまでとは大きく変化し、自由な環境下でも成果を出し続けなければなりません。
従業員それぞれのセルフマネジメントを向上するためにも、達成・実現可能な目標の設定や、働きやすい環境を整備することが大切です。「Re:Zone」では、1名からでも利用可能なレンタルオフィスを提供しています。集中して働ける環境を求めている方は、ぜひこの機会にお問い合わせください。
参考サイト
・Life and Mind+ (ライフ＆マインド)
『仕事・人生・自分』を変える学びのメディアLife and Mind+
・日本コミュニケーション能力認定協会
コミュニケーション能力を上げたい方へ：日本コミュニケーション能力認定協会
・NLP学び方ガイド
「NLPについて知りたい、学びたい人のためのNLP学び方ガイド」
