「この企画書、明日までに作っておいて」こう言われて、すぐに対応できる人は少数派でしょう。
この記事を読んでいるあなたは、
- 企画書って何を書けばいいの?
- 「企画書」と「提案書」の違いは?
- 企画書を書くときのコツが知りたい
上記のように考えているのではないでしょうか?
そこで今回は、企画書に記載する内容や書き方、提案書との違いについて紹介していきます。
提案力のあるビジネスマンを目指している人は、ぜひ参考にしてみてください。
「企画書」と「提案書」の違いは?
内容は似ていますが「企画書」と「提案書」は、まったく違う書類です。
社会人として基本中の基本なので、違いが分からない人は確認しておきましょう。
企画書とは?
企画書とは、新しいサービスや商品のアイデアを発表するための資料です。
社内向けに新商品や、新規プロジェクトのプレゼンテーションをおこなうときに作成します。
どれだけ素晴らしい提案でも、相手にイメージしてもらえなければ実現できません。
提案力の高い企画書を作成するためには、文字だけでなくグラフや画像などを用いて、誰でも納得してもらえる内容にすることが重要です。
提案書とは?
企画書も提案書も内容は非常に似ていますが、1つ大きな違いがあります。
それは、提案書が「顧客に提示する資料」という点です。
「企画書」として作成された資料は、基本的に社内でしか利用しません。
しかし、提案書は顧客に対して、悩みを解決するアイデアや商品を提案するための資料です。
内容自体は似ていますが、提案する相手が違うため、作成手順は若干異なります。
企画書に記載する内容
ここからは、企画書に記載する内容を紹介していきます。
提案力の高い企画書を作成するためには、以下7つの項目が必須です。
- タイトル
- 目次
- 目的
- 企画内容
- ターゲット
- 目標
- スケジュール
それぞれどんな内容を書けばいいのか、詳しく紹介していきます。
タイトル
企画書に限った話ではありませんが、プレゼンテーション用の資料には「タイトル」が必要になります。
タイトルを見ただけで、企画の内容がイメージできるようなタイトルが理想です。
あまり奇を衒う必要もないため「◯◯(商品名)の新規キャンペーン企画書」など、シンプルなタイトルで問題ありません。
目次
企画書が数ページになる場合は、企画書のはじめに目次を記載しておきましょう。
タイトルと同じく、企画内容をイメージしてもらうためなので、各項目の見出しをまとめるだけで大丈夫です。
また、企画書のページ数が1〜2ページであれば、目次は必要ありません。
目的
どんな目的のために企画しているのかを簡潔に記載しておきます。
「売り上げを維持するため」や「新規顧客の開拓」など、目的は可能な限り明確しておきましょう。
企画の目的が曖昧な場合は、企画内容に抜本的な見直しが必要です。
企画内容
企画書の核となる「新しいサービスや商品のアイデア」を記載します。
サービスの概要や類似商品など、どんな課題を解決するための企画なのかを記載して提案力を高めましょう。
また、商品の説明だけでなく、市場調査や現状分析、トレンドリサーチなど、将来的な見通しをあらかじめ提示することで、より納得感のある企画書になります。
ターゲット
同じジャンルの商品でもターゲットが「30代サラリーマン」なのか「20代女子大生」なのかで販売方法や企画内容は大きく異なります。
年齢・居住区・性別・特性など、明確なターゲット像を記載しておきましょう。
目標
企画の目標を数値化して記載します。
目標は「年間売上◯◯円」「新規契約◯件」など、達成することで自社にとって大きなメリットになることを設定しましょう。
新人研修のプロジェクトなど、数値化するのが難しい内容であれば「◯◯業務を1人でおこなえるようにする」このように明確なゴールを設けることで表現します。
スケジュール
最後に、企画を進めていく具体的なスケージュールを記載します。
準備期間から実行までの流れ、目標達成後の次のステップまで構築しておきましょう。
文字だけではイメージしにくいため、フローチャートや時系列ごとの表を作成するのが一般的です。
また、複数の部署や企業との連携が必要になる場合は、「誰が」「何をするのか」を記載しておくとよいでしょう。
企画書の書き方にはコツがある
それでは最後に、企画書を書くときのポイントを紹介していきます。
企画書の書き方に悩んでいる人は、以下4つのポイントを試してみてください。
- 企画の内容を明確にする
- ターゲットを絞る
- 企業へのメリットを提示する
- 共感できる内容にする
それぞれ詳しく紹介してきます。
企画の目的を明確にする
1つ目のポイントは「企画の目的を明確にする」です。
目的では「なぜこの企画が必要なのか」を分かりやすく簡潔に伝える必要があります。
企画した意図を理解してもらうために、目的が長文になってしまうケースもありますが、重要なポイントは「明確さ」です。
目的が長文になっていると熱意は伝わるかもしれませんが、本当の目的がイメージしにくくなります。
「◯◯問題を解決するため」「◯◯(商品名)の売り上げをあげるため」など、誰が見ても理解できる明確な目的を設定しておきましょう。
ターゲットを絞る
2つ目のポイントは「ターゲットを絞る」です。
企画のターゲットは、可能な限り絞っておく必要があります。
ターゲット層が明確にイメージできていないのであれば、企画の方向性もブレてしまうでしょう。
先ほども紹介したように、同じジャンルの商品やサービスでも、ターゲットによってアプローチ方法は大きく異なります。
企画の目的をより具体的にするためにも、ターゲットは絞っておきましょう。
企業へのメリットを提示する
3つ目のポイントは「企業へのメリットを提示する」です。
企画書の内容を実現したときに、どんなメリットが自社にあるのかを提示しましょう。
企画書はあくまでも「社内向けの資料」です。
顧客にとって素晴らしい内容でも、企業にとってメリットがなければ、企画が実現する可能性は低いでしょう。
市場や顧客だけでなく、自社にとっても大きな利益があることを強調することで、企画の成功率が高まります。
共感できる内容にする
4つ目のポイントは「共感できる内容にする」です。
企画書の目的は、読んでもらう人に納得してもらうことです。
多くの人にとって魅力的なサービスでも、決定権を持っている人が理解してくれなければ意味がありません。
企画の必要性だけでなく、根拠のあるデータや実例を紹介して、相手の共感を得ることが企画書作りのポイントです。
まとめ
今回は、企画書に記載する内容や書き方、提案書との違いについてお伝えしました。
企画書の作成は慣れるまでは時間がかかってしまいますが、コツや伝えるポイントを把握していれば、効率よく作成できるようになります。
熱量がありすぎて企画書のボリュームが多すぎるケースも少なくありません。
企画書を提出する相手は社内の人だけですが、誰が見ても理解できる内容になっているか提出する前に確認しておきましょう。
また、提案力の高い企画書を作成するためには、集中できる環境も欠かせません。
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