ZOOMの「バーチャル背景」はテレワークに便利
Zoomのバーチャル背景とは、Webカメラに映る人物と背景をリアルタイムで認識し、背景だけを指定の画像や動画に置き換えられる機能です。自宅からのリモートワークでは、部屋のインテリアや内装がそのまま写り込んでしまいますが、バーチャル背景を設定することで別の背景が表示されます。 部屋の片付けや模様替えをするには手間や時間がかかりますが、バーチャル背景を使えば簡単な設定だけでTPOに合った背景を写し出すことが可能です。ビジネスでのミーティングや面談などに便利でしょう。 Zoomのバーチャル背景には画像だけでなく動画も使用可能で、フリー画像や自分で撮影した動画を使えます。最近では、Zoomのニーズ増加に伴い、さまざまな企業がバーチャル背景用の画像や動画をWeb上で配布しています。ZOOMの背景画像の選び方2つのポイント
Zoomのバーチャル背景を選ぶ際に、知っていると便利な2つのポイントについて解説します。1. 無地の背景を含め複数用意しておく
Zoomのバーチャル背景は、色の薄い無地の背景が最も一般的です。オンラインミーティングなどのビジネス用途から、大学の講義まで幅広いシーンで活躍します。色が明るすぎると見づらく感じやすいので、落ち着いたオフホワイトやグレー、緑などがおすすめです。 色違いを含め、複数の画像や動画を準備しておくと、シーンに応じて切り替えることが可能です。また、相手の使用状況に応じて背景を替えられる柔軟性があることで、余裕が生まれます。 バーチャル背景の切り替えはZoomミーティング中に可能ですが、事前に設定しておきましょう。どのように見えているかを事前に確認しておくと安心です。2. 適切な画像のファイル形式とサイズを選ぶ
Zoom背景は、適切なファイル形式とサイズを選ぶことでスムーズに表示されます。Zoom背景に使えるファイル形式は、画像はJPG(JPEG)、GIF、PNGで、動画はMP4またはMOVです。 Zoomの設定では、画像や動画のサイズ制限はありません。ただ、きれいに表示させるためには、ミーティングで使用するWebカメラとの「アスペクト比」と「画像の縦横比率」を一致させる必要があります。 Webカメラのアスペクト比が16:9の場合は、画像は1920×1080ピクセルまたは1280×720ピクセルがZoom推奨の数値です。動画の場合は、解像度480×360ピクセル(360p)、最大解像度1920×1080ピクセル(1080p)が推奨されています。Webカメラと画像の比率が異なっているときは、画像を切り取りして使用しましょう。ZOOMの背景設定のやり方
ここからは、Zoomで実際にバーチャル背景を設定する手順を解説します。設定がうまくいかない場合の対処法やチェックすべきポイントについても詳しく紹介しますので、参考にしてください。事前設定
- Zoomにサインインして「個人」>「設定」をクリック
- 「イメージバーチャル背景」をONする
- 動画を使いたい場合は「バーチャル背景に対してビデオの使用を許可」にチェック
バーチャル背景に使用する画像や動画の設定
- パソコンでZoomアプリを立ち上げ、サインインする
- 画面右上の歯車をクリック、設定画面を開く
- 「バーチャル背景」にて右上の「+」をクリック
- 「画像を追加」または「動画を追加」から追加したい画像・動画を選択
背景設定手順(パソコン)
- Zoomでサインイン
- プロフィール画像から「設定」をクリック
- 「背景とフィルター」を選択
- バーチャル背景に使いたい画像またはビデオを選択
- 表示されたら「ダウンロード」をクリック
背景設定手順(iPhone/Android)
- Zoom モバイルアプリにサインイン
- Zoomミーティング中にコントロール>「その他」をタップ
- 「バーチャル背景(Android)」または「背景とフィルター(iOS)」をタップ
- 適用する背景をタップまたは「+」をタップして新しい画像をアップロード