会社設立の日程を検討するときに気になるのが、縁起が良い日ではないでしょうか。スタートから躓かないように、できるだけ運勢の良い日を選びたいところです。とはいえ、幸運な日をどのように判断すればよいかわからない方も多いはずです。そこで今回は、縁起が良い日の種類をおさらいするとともに、2024年・2025年で特に縁起が良い日の日程をご紹介します。縁起が良い日に向けてスムーズに会社設立をするための方法も解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
会社設立に適した縁起が良い日の種類
会社設立に適した縁起が良い日にはさまざまな種類があります。縁起が良い日の種類が重なっているほど縁起が良いといわれています。縁起が良い日に会社設立できるように、具体的な種類を把握しておきましょう。
天赦日
天赦日とは、百神が天に昇り、天が万物の罪を赦す日として知られています。日本の暦の中で頻度の少ない吉日であり、1年に数回程度しか訪れません。
さまざまな障害が除かれることもあり、同日に始めたことは成功しやすいといわれています。会社設立日としても最適でしょう。
天恩日
天恩日は、天の恩恵で万民が福を受けられる縁起の良い日として知られています。15の干支で決まっていて5日連続で訪れるため、ほかの吉日とも重なることが多いです。
さまざまな慶事の日程に選ばれる傾向なので、会社設立に向いているという見解もあります。
一粒万倍日
一粒万倍日は、種もみ1粒から1本の稲ができて、稲から万倍の数のお米が獲れることをイメージさせる吉日です。
わすかなものが急激に増加するという印象があり、会社設立をするときにも適した縁起の良い日だといえるでしょう。
寅の日
寅の日は、12日に1回の周期で巡ってくるという縁起の良い日です。十二支における寅の時は午前3時から5時にあたり、太陽が昇り始める時間帯であることから、始まりや発展というイメージを連想させます。
毎月2回程度あるので、事業の勢いを高めたいという方は、着目してみるとよいでしょう。
六曜
六曜とは14世紀ごろに中国から日本に伝わった吉凶をあらわす言葉です。会社設立に適した縁起の良い日を選ぶ基準としても使われることがあります。
たとえば、何をしても吉とされる「大安」は縁起の良い日として知られており、六曜の中で最も吉日であり、会社設立日に適しているといわれています。
「先勝」は早めに行動することで良い結果が得られる日です。午前中の早い時間に登記申請するのが望ましいでしょう。
「仏滅」は大凶日ですが、新しく生まれる日という解釈もあり、会社設立日に選ばれることもあるようです。ただし、災難やトラブルが起こりやすい日として知られていることから、避けたほうがよいという見解も多く見受けられます。
「有引」については引き分け、勝負がつかないというニュアンスもあり、会社設立日には適していないといわれています。
2024年・2025年の会社設立に適した縁起が良い日
会社設立に適した縁起が良い日についてご紹介しました。続いて気になるのが、2024年・2025年に縁起が良い日の具体的な月日ではないでしょうか。
2024年・2025年において、特に会社設立に適した縁起が良い日の日程は下記の通りです。
【2024年】
| 日程 | 開運日の種類 |
| 1月1日（月） | 一粒万倍日・天赦日・天恩日 |
| 3月15日（金） | 一粒万倍日・天赦日・寅の日 |
| 7月29日（月） | 一粒万倍日・天赦日・大安 |
| 12月26日（木） | 一粒万倍日・天赦日・天恩日 |
【2025年】
| 日程 | 開運日の種類 |
| 3月10日（月） | 一粒万倍日・天赦日・寅の日 |
| 7月24日（木） | 一粒万倍日・天赦日・大安 |
| 10月6日（月） | 一粒万倍日・天赦日 |
| 12月21日（日） | 一粒万倍日・天赦日 |
縁起が良い日に会社設立をするときに気になるQ＆A
縁起が良い日の概要についてご理解いただけたでしょう。ただ、縁起が良い日に会社設立をするにあたって気になる疑問が生じることもあります。引き続き、縁起が良い日に会社設立をするときに気になる疑問についてQ＆A形式で回答します。
会社設立日を決めるとき縁起が良い日の中で避けるべき日にちはある？
A1．毎月の1日は避けるほうが節税になります。
会社設立後の法人住民税は、1か月に満たない月に関して切り捨て扱いになり、その月の住民税を支払わずに済む可能性があります。
設立日を2日以降にすれば、設立初年度の法人住民税が11か月分の支払いになり、その分節税できるということです。
1日が縁起が良い日であるからといって、安易に会社設立日として選択しないように注意しましょう。ただ、節税できる金額は高くないので、気にならない方は縁起を優先するのもよいかもしれません。
Q2．縁起の良い日に会社設立日をあわせるには？
A2．会社設立日の決まり方を把握しておきましょう。
縁起の良い日に会社設立日をあわせたい場合は、会社設立日がどのように決まるのか、理解しておく必要があります。
会社設立日は登記完了日ではなく、基本的に法務局に会社の設立登記を申請した日です。
窓口申請の場合は法務局に申請書を提出した日、郵送申請の場合は法務局に申請書が到着した日、オンライン申請の場合は登記・供託オンライン申請システムから申請して申請先の登記所にデータが受理された日です。
申請方法によって登記完了日が変わる恐れがある点を把握しておきましょう。
縁起が良い日に向けスムーズに会社を設立するならレンタルオフィスがおすすめ！
縁起が良い日に会社を立ち上げたいけれど、職場環境を整えるには時間がかかり、準備が間に合わない方もいるでしょう。
そんなときにおすすめなのがレンタルオフィスです。レンタルオフィスは、ビジネスに必要なワークスペースをまとめて借りられるサービスです。
参考にRe:ZONEというサービスをご紹介します。
Re:ZONE
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インターネット環境やオフィス家具、防犯カメラ、スマートロックなど、事業を始めるのに必要な設備環境が整っています。
準備の負担を減らせるので、縁起が良い日を見つけて、スムーズに会社設立を進めていけるでしょう。
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まとめ
今回は、会社設立に適した縁起が良い日について解説しました。
会社設立に適した縁起が良い日としては、天が万物の罪を赦す「天赦日」や、わすかなものが急激に増加するというイメージを連想させる「一粒万倍日」、何をしても吉とされる「大安」などがありました。
種類が重なっている日は特に縁起が良い日です。2024年は1月・3月・7月・12月、2025年は3月・7月・10月・12月などに重要な日がありました。
会社設立の準備に手間取ってしまうと、縁起が良い日にスムーズに事業を開始しづらいでしょう。今回紹介したレンタルオフィスのように、ビジネススペースをまとめて借りられるサービスもあるので、ぜひ利用を検討してみてください。
