- 合同会社スマイリーパートナー様
会社員として鉄道関連企業に勤務しながら、副業として海外製のPCパーツやガジェットなどを輸入・販売する事業を運営。クラウドファンディング上で商品をテスト販売しながら市場の反応を見極め、古物商許可・酒類販売業免許を取得するなど、趣味から始めた活動を本格的なビジネスへと育てている。
趣味から始めた副業が海外製品の販売事業に成長
海外のPCパーツ・ガジェットなどを仕入れて日本で販売。本業と両立し事業として軌道に乗せる
——現在取り組んでいる副業の内容を教えてください。
海外メーカーからPCパーツやガジェットを仕入れ、日本で販売する事業を行っています。日本ではまだあまり紹介されていない海外製品を見つけて提案するのが特徴です。
海外メーカーと契約を結び、まずはクラウドファンディングで日本市場の反応をテストし、手応えがあれば本格的な販売につなげる──という流れで事業を展開しています。
——副業を始めたきっかけを教えてください。
もともと自分でビジネスを手がけたい思いがあり、5年前に「趣味の延長」で副業を始めました。
続けるうちに少しずつ収益が出るようになり、「きちんと事業として育てていこう」と考えるようになったのです。
支援100人集まればニーズありと判断。大きな在庫リスクを避け本格販売へ
——事業のなかで、クラウドファンディングはどのような場として位置づけているのでしょうか?
市場の反応を検証する場という位置づけです。新しい海外製品を日本で販売しようとすると、本来であれば一定数をまとめて仕入れ、量販店などの店頭に並べてもらう方法も考えられます。
ただ、量販店ではまとまった数量での仕入れが前提となることが多いです。売れ行きがまだ見えない段階で大きな在庫を抱えるのは、大きなリスクを伴います。
そこでまずはクラウドファンディングのサイト上で商品サンプルを公開し、支援というかたちで予約注文を募るようにしています。目安としては、100人前後の支援が集まればニーズは確認できたとみなし、赤字にならなければテストとしては十分成功と考えています。
——クラウドファンディングを活用したことで、想定していた以上の広がりや効果はありますか?
プロジェクトの反響を見て「ぜひ商品化したい」とお声がけいただく企業もあります。
ある案件では、製品ページをご覧になった企業から「自社のロゴを入れたオリジナル版(OEM)を作れないか」とご相談いただき、クラウドファンディングで紹介していた製品をベースに、ロゴ入りの社員証ホルダーを海外工場で製造・納品した事例もありました。
売上だけでなく、将来につながる出会いやデータも得られる場として、クラウドファンディングはとても重要だと考えています。

海外メーカーとのコネクションは自ら積極的に構築
興味のある製品は直接メールでアプローチ。展示会に足を運んで新たな出会いを創出
——海外のメーカーとはどのようにコネクションを作っているのでしょうか?
私の場合は、こちらから積極的にコンタクトを取りに行くことがほとんどです。
気になる製品を見つけたら、メーカーの公式サイトから連絡先を調べてメールを送り、Zoomなどでオンライン面談を重ねます。そこで商品の魅力や日本市場での可能性をお伝えし、「日本でこう展開したい」という案を具体的に共有するのです。
時には海外の展示会に直接足を運んで、メーカーとの出会いを探すこともあります。現地で名刺交換をきっかけにやり取りが始まり、そのまま取引につながったメーカーもあります。
——海外企業とのやり取りでは英語も使われる場面が多いと思いますが、実際のコミュニケーションはどのように工夫されているのでしょうか?
英語力そのものに頼るというより、翻訳ツールをうまく活用してやり取りしています。
メールのやり取りは翻訳機能を使えば問題なく進められますし、最近は日本語を話せる担当者がいる海外メーカーも少なくありません。オンライン会議でも、日本語と英語を織り交ぜながらコミュニケーションを取ることが多いです。
連絡は即レス&細やかに対応。積み重ねで半年間の国内独占契約を結べることも
——海外企業との信頼関係を築く上で、心がけていることは何ですか?
「早く・丁寧に返す」ことを徹底しています。こちらから声をかけた以上、メールやメッセージは決して放置せず、気づいたタイミングですぐに返信します。見落としや返信漏れは、それだけで信頼を損ねかねませんし、自分からも進捗や提案を連絡するようにしています。
こうしたやり取りを積み重ねていくことで、例えばメーカーと「まずは半年間、日本国内は当社のみで販売する」といった独占契約を結べることもあります。その期間中に展示会やクラウドファンディングで実績を積み、メーカー側にも利益が出る形をつくっていくイメージです。

古物商許可・酒類販売業免許(酒販免許)には実体オフィスが必要
バーチャルオフィスでは許認可要件に不安も。「Re:ZONEなら大丈夫です」との一言が入居の決め手に
——副業を本格化するにあたり、古物商許可や酒類販売業免許(酒販免許)を取得されたそうですね。許可取得に際して苦労した点やオフィス選びのポイントはありましたか?
副業を始めた頃は住所だけを借りるバーチャルオフィスを使っていたのですが、古物商許可や酒類販売業免許(酒販免許)を申請するには、審査の対象となるきちんとした事務所と設備を用意する必要があると分かりました。
これらの許可では、直近の決算状況や事業の実態、商品を保管するための設備・スペース、使用権限を示す賃貸借契約書など、満たすべき条件がいくつもあり、住所だけの契約形態だと要件をクリアしにくい部分があります。
——そうした要件を踏まえ、レンタルオフィスを選ぶ際にはどのような点を重視されましたか?
レンタルオフィスを借りようと考え、いくつか問い合わせをしましたが、「取得できると思います」「おそらく大丈夫だと思います」といった回答も多く、要件を満たせるのか少し不安が残りました。
そんな中、レンタルオフィスRe:ZONEに問い合わせた際に「古物商許可は問題なく取得できます」と伺い、迷いがなくなって契約を決めました。入居後は酒販免許についても親身に相談に乗っていただき、最終的に古物商許可と酒販免許の両方を取得することができました。
その後、行政書士さんに依頼して申請を進め、無事に両方の免許を取得できました。古物商と酒類販売業免許(酒販免許)の取得を目指している方には、Re:ZONEをぜひおすすめしたいです。

許認可と正式オフィスで信頼度アップ。新規案件の紹介増加や海外展示会出展など想定外の広がりも
——レンタルオフィスに入居して正式な事務所を構えてから、事業面ではどのような変化や広がりを感じますか?
信用力が上がりビジネスの幅が広がりました。事務所と許認可を構えたことで周囲からの信頼度が増し、知人や取引先から案件をご紹介いただく機会も増えています。
また、レンタルオフィスRe:ZONEを拠点に実績を積んできたことで、台湾の展示会への共同出展など、海外の場にも社名を掲げて出ていけるようになりました。
——レンタルオフィスの利用料については、ランニングコストとして見れば決して安くないとも思います。費用対効果の面ではどのように感じていますか?
レンタルオフィスの賃料には十分価値があると感じています。もともとバーチャルオフィスから始めましたが、郵便物転送や電話応対などのオプションを足していくと月額費用が増え、最終的にはレンタルオフィスと大きく変わらない水準になりました。
実際の事務所を構えた方がメリットが多いと判断しました。レンタルオフィスRe:ZONEに入居してからは、住所を正式なオフィスとして使えることで法人登記や各種申請がスムーズになり、免許取得を通じて信用力も高まりました。
何より「きちんとオフィスを構えている」こと自体が、仕事に向き合う姿勢とモチベーションを引き上げてくれたと実感しています。
将来は事業売却も視野に、新たなビジネスに再挑戦したい
副業の経験を糧に事業をさらに拡大し次のステップへ。本業と副業の相乗効果を実感し、情熱をもって挑戦を
——今後の目標や展望を教えてください。
将来的には、今育てている事業が軌道に乗った段階で事業売却を視野に入れています。そしてゼロから新しい会社を立ち上げ、同じように海外の商品を日本に紹介するビジネスに挑戦したいです。
実際、私の周囲にも会社員として働きながら投資や事業売却を経験している先輩方がいて、そのバイタリティに刺激を受けています。私自身、来年には現在の合同会社を株式会社に組織変更し、さらなる事業拡大を目指す計画です。
——これから古物商や酒販免許を取って開業・副業に挑戦しようとする読者へのメッセージをお願いします。
私も、副業を始めた当初は不安や苦労もありましたが、自分で決めたことをやり遂げる楽しさがそれを上回りました。幸い、本業と副業がお互いに良い刺激となり、自分の視野も広がっています。
ぜひ皆さんも、情熱を持って取り組める副業に出会えたら、環境づくりも含めてとことんチャレンジしてみてください。
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