- 堀澤美香 様
病院勤務の臨床検査技師としてキャリアをスタート。エコー検査により深く関わるために、2022年「株式会社エコー検査・堀澤」を設立。現在は超音波検査を行う受託サービスを大阪市、堺市、泉大津市、河内長野市を中心に展開。
きっかけは高校時代に見たドラマ、臨床検査技師は私の天職！
臨床検査技師として経験を積み独立へ
——現在メインで行っている事業は何ですか？
健康診断業務です。企業様に直接出向いてエコーをしたり、健診クリニックなどでエコーによる健康診断を行っています。月の20日間は個人で契約しているクリニックの仕事をして、残りの10日間で会社の仕事をこなしている状態です。
——メイン事業をスタートするのに至った経緯をお聞かせください。
学校を卒業後、病院に勤務し途中から介護の仕事を兼任し、さらに休診診療所のインフルエンザ検査や血液検査をするアルバイトも始めました。アルバイトを通じて臨床検査技師は超音波検査で独立できることを知り、会社を立ち上げようと決意。現在に至ります。
——どのように集客していますか？
お客様からの紹介がほとんどです。クリニックは通常健康診断会社に依頼して健康診断を実施しており、自然と健康診断会社の知り合いが増えていき、お仕事を紹介してもらえることが多いです。
臨床検査技師の魅力は「大丈夫を見つける仕事」
——臨床検査技師になろうと決めたきっかけは？
高校時代にサスペンス系のドラマを観ていたときに臨床検査技師が登場し、「看護師でも、薬剤師でもない。この臨床検査技師とは一体なんだろう」と、強烈な印象を受けて、臨床検査技術師を目指すようになりました。実際やってみたらすごく楽しい仕事で、今では自分の天職だと思っています。
——「臨床検査技師の仕事は天職だ」と思う理由をお聞かせください。
「大丈夫を見つける仕事」だからです。患者様の病気を見つけることも、病気がないことを発見することもうれしい。結果を伝えることによって患者様の不安は解消され、行動できます。人様のお役に立てるこの仕事が、大好きでたまりません。
起業して3年。私を支えてくれたのはこれまでの経験と周囲の人達だった！
起業後の困難期に突入。技師と社長業の間で揺れる選択
——健康診断事業で独立を決めたのはなぜですか？
一時期老人ホームの経営に携わったときに、「やっぱり医療が好きだ」と確信しました。起業するなら医療の仕事と決め、大好きなエコーの仕事以外に選択肢はありませんでした。
——法人化する前と後でどのような変化がありましたか？
クライアントとの関係に変化がありました。法人と個人との関係だったのが、企業と企業の関係として見てもらえるようになったと感じています。法人にしてからは、個人事業主では得られなかったオファーをいただけるようになり、仕事の幅が広がりました。
——起業後最も困難だった時期とその乗り越え方を教えてください。
起業してから今が一番困難さを感じています。臨床検査技師も続けたいけれど、経営者として会社も回していかなければ、というジレンマに立たされている状態です。臨床検査検査技師としてメインで働き社長業は外注できる部分は依頼をするのか、技師の仕事は他の方に任せて社長業に専念するのか。まだ答えは出ていません。困難を乗り切るとしたら、多くの方たちに助けられて会社がここまで成長したように、周囲の方たちの協力で乗り越えていけるのではと考えています。
これからは医療系で開業する人たちのサポートに力を入れていきたい
——医療業界の変化とそれに伴う課題は何ですか？
医療従事者で独立を希望する人が増えていることが、課題の一つと考えています。特に若者にその傾向が強く、最初から「起業」「独立」を意識している人が増えてきていると感じています。私は医療の仕事で十分に経験を積んだ先に独立があると考えているので、この傾向はどうかと考えることが多々あります。
——課題を解決するために、どのように関わっていきたいですか？
自分の経験をもとに、臨床検査技師の育成や将来について若い人たちに伝えていきたいと考えています。会社経営は簡単なことではありません。臨床検査の経験を積み状況に応じて起業するタイミングを考えるのが、理想だと思います。病院勤務は安定しているので、その選択も踏まえて自分に合った仕事のやり方を見極めることが大切です。こうしたことを伝える事業に力を入れていきたいと考えています。
作業場を自宅からレンタルオフィスへ 「できること」が増えた！
自宅での作業は便利だったが…
——起業したときの作業場はどこにありましたか？
自宅です。玄関に機材を置き、必要な作業は自宅で全て行っていました。
——なぜ自宅から事務所を借りようと思ったのですか？
自宅での作業は快適ではあったものの、「オフィス」としては十分ではありませんでした。例えば取引先から急な訪問があると、生活感を消すのに苦労します。せっかくお越しいただいたのに玄関で用を済ませてさようなら、というのも気が引けました。
オフィスを構えてから「会社」に専念できるようになった
——作業場をオフィスに移してから仕事の面においてどのような変化がありましたか？
自宅を作業場にしていたときは、作業場として使えるスペースが限られ、表札も社名と苗字が両方表示されているなど、会社としての限界を感じていました。オフィスを構えてからは、そうした懸念が一切払拭されて、のびのびと仕事ができるようになりました。
——自宅とオフィスを切り離して良かったと思いますか？
はい。気兼ねなくお客様を呼べますし、契約を交わす場としても活用できます。自宅を使い続けていたら、おそらく家以外の場所で打ち合わせをすることが多く、待ち合わせ場所への移動や時間の面で相手に負担をかけていたと思います。
Re:ZONE三国ヶ丘01を選んで正解。事業活動がスムーズに進み大満足作業場を自宅からレンタルオフィスへ 「できること」が増えた！
オフィスを選ぶ条件は自宅に近いことと借りやすさを重視
——Re:ZONEを知ったきっかけは何でしたか？
大阪市内でレンタルオフィスを借りていた知り合いがいて、レンタルオフィスはさまざまな形態のビジネスに対応しているうえ機材が持ち込めることを知り、興味を持ちました。自宅から近いところにあれば自分も借りてみたいと思い、検索しているときにRe:ZONEさんを知ったのです。
——他に検討していた物件はありましたか？
機材の出し入れやすさを考えて、最初は1階のオフィスを探していました。車を乗り入れて機材を積める物件があったのですが、予算オーバーしてしまいあきらめました。ワンルームマンションも検討したのですが、やはり予算と条件が合わず、検討はしたものの契約まではいきませんでした。
「オフィスとして使いやすいだろうか」 全ての不安を解消してくれたRe:ZONE三国ヶ丘01
——Re:ZONE三国ヶ丘01を選んだ決め手を教えてください。
自宅から近いことが一番です。加えて賃料が安く、さらにオフィスはとてもきれいで、「ここならオフィスとして恥ずかしくない。堂々とお客様を呼べる」と思いました。
——どのようなときに「Re:ZONEを選んで良かった」と思いますか？
税理士さんや銀行の方が訪問してくださるときです。それまでは、遠くてもこちらから出向いていたので、楽になりました。また、将来的にスクール業を行うことを考えていますが、Re:ZONEさんなら利用回数や時間などを気にせず利用できるので、とても助かります。
——入居から現在まで、弊社スタッフの対応についてどのような感想をお持ちですか？
いつも助けていただいて、感謝の気持ちしかないです。パソコンに詳しくないため、申込みのときは一から十まで教えていただき、本当に助かりました。入居の際に分からないことがあって夕方に電話をかけたら、その日のうちに対応していただいたこともありました。何か質問をすると丁寧に説明してくださるので、安心して仕事に打ち込めます。
——事業を展開するうえで部屋の広さは十分ですか？
仕事には、プリンターなどを入れるためのコンテナボックス、機材、折りたたみベッド、そしてパーテーションの4つを使います。これ以上部屋が狭くなると置きにくさを感じると思いますが、ちょうど置ける広さです。
——新規開業検討中の方に向けて、メッセージがありましたらお願いします。
医療系で開業するのは珍しいことではありません。ただ、起業してから3年もたたずに廃業してしまうケースもあるので、リスクがあると知ることが賢明です。私が順調に経営を続けられるのは、協力者が得られたことと、安定した事業拠点を持ったことが大きいと思います。人に感謝の気持ちを持ち続けること。そして安心して仕事に専念できるオフィスを選ぶことが重要です。
Re:ZONEさんは、借りやすさや見た目、立地、そしてサポート体制などどれをとっても私の用途にぴったり。安心して事業を展開できるレンタルオフィスとしておすすめです。
