-ネイルサロンを始めたきっかけと、現在の事業内容を教えてください
会社員時代から、誰かと一緒に買い物に行ってコーディネートを組んで喜んでもらうのが好きでした。店員さんから「アパレル関係のお仕事ですか？」と聞かれることも多く、自分にも何か肩書きが欲しいと思い、ネイルサロンを始めました。
これまでネイルの経験がなかったので、スクールに通うところからのスタートでした。先生に「サロンで通用するレベルになるために、資格は絶対取ってください」と言われ、ネイルの資格も取得しました。資格がなくてもネイルサロンの開業自体はできますが、やはり資格はあったほうが実践で役立つと感じています。コロナの影響で資格試験の日程が延期になったこともありましたが、無事に一発合格することができました。費用は決して安くはなかったものの、1年半かけてスクールに通い、資格を取得できて本当によかったと思っています。
今も会社員の仕事は続けつつ、副業としてネイルサロンを経営しています。過密なスケジュールですが、会社の同僚がいつも応援してくれるのでとても励みになっています。ネイルの系統は、どちらかというとカジュアル系です。私個人としてはシンプルなデザインが一番お洒落だと思っているので、キラキラしたデザインはあまり使いませんが、お客様のご要望に合わせた対応を心がけています。
-本日は、モデルの方もお越し頂いています。ネイルだけでなくアパレルの事業も展開されているのですね。
はい。私にとってネイルはファッションの一部なので、「ネイルをしたらお洒落したくなるでしょ」と感じて頂ける提案をしています。例えば、ネイルに似合うアクセサリーを提案すると、気に入ってくださるお客様がすごく多いんです。洋服に関しても、ただ買って下さいと販売するだけではなかなかお客様が来てくれませんよね。最終的には、ネイルをきっかけに幅広い年齢層に向けて洋服を販売したいと思っています。
まずは身近な友達にモデルになってもらうんです。公園やカフェで洋服を撮影し、Instagramに投稿してファンを獲得していく予定です。1つの洋服で1週間のコーディネートを組んで、新しい服を買わなくてもお洒落なスタイルが実現できることも発信していきたいです。アパレルに関しては事業を手伝ってくれるパートナーもいるので、ゆくゆくはその方に仕事を任せたいとも思っています。
– ネイルサロンの開業にあたって、レンタルオフィスの利用を考えた背景を教えてください
ネイルの先生から「技術を磨くために、人を呼べる場所を自分で確保しなさい」と言われたことがきっかけです。経験を積まなければサロンワークはできないので、どこかに場所を借りようと決意しました。
はじめはマンションの個室を探していましたが、ワンルームマンションだとどうしてもお客様が入りづらいと感じました。私はメンズネイルも担当しているので、男性一人のお客様だとワンルームマンションで施術する場合、特に抵抗があります。その点、レンタルオフィスならいろいろな事務所が入っていて、防犯カメラもついているので、私もお客さんもお互いに安心できてWin-Winだなと感じました。
– レンタルオフィスの中で、Re:ZONEを選んだ理由を教えてください
開業当初は、北浜にある時間貸しのレンタルサロンを利用していました。料金は高くありませんでしたが、1時間単位での契約だったので、施術が終わったらすぐに退出する必要がありました。お客様に満足していただけているのかと不安に感じることもあり、またネイル道具一式を持ち運ぶのもストレスでした。スーツケースで持ち運ぶとなると、一度に持っていける道具の量も限られてしまいます。特に、ネイルで使用するジェルという素材をすべて持っていくことができなかったので、お客様にご提案できるデザインが限定されてしまい「自分のやりたいことから遠ざかっている」と感じました。
そこで、時間貸しのレンタルサロンではなく、個室のレンタルオフィスを探すことにしました。はじめは京橋、淀屋橋、北浜などの京阪沿線で探していたのですが、なかなか見つかりませんでした。本町で見つけたちょうどいい広さのレンタルオフィスも、料金がとても高かったので「絶対に無理だ」と思い、夢を諦めるべきか思い悩んでいました。
そんな時、ネット検索で本町のRe:ZONEがヒットしたんです。サイトに掲載されている360度写真を見ると、自分がそこでネイルをしているイメージがすごく沸きました。ネイルの先生からも「決断は10秒ですべき」「迷っていたらチャンスを逃してしまう」と言われていたので、「ここしかない！」と感じ、すぐに問い合わせをしました。Re:ZONE梅田01もいいなと思っていたのですが、ちょうど別の方が申し込まれてしまったので、「じゃあ本町だ！」とすぐに契約を決意しました。内装がお洒落で、場所と料金も魅力的だったので「ここならできる！」と一歩踏み出せたのだと思います。
現在は、ネイルサロンが成功しやすいと言われる京橋のRe:ZONEを契約しています。Re:ZONE京橋01ができた時点で、Re:ZONEのサービスを使ってRe:ZONE京橋01に移動しました。本町はオフィス街だったので土日は客足が少なかったですが、京橋は曜日に関係なくお客様が来られます。ネイルのテイストも、オフィスネイルだけでなく幅広いデザインを提案できるようになりました。
これからアパレル事業を展開するにあたっても、洋服の撮影では自然光が大切なので、今入居しているこの部屋は日当たりがよく気に入っています。ネットで服を販売する場合、バーチャルオフィスを利用される方もいますが、お客様や取引先の信用の面でやはりオフィスを借りるべきだと思います。
– Re:ZONEに入居されてよかったことは何でしょうか
完全個室なので、荷物の持ち運びをしなくていいのと、お客様と会話する時間ができたのが大きなメリットです。以前はカウンセリングから施術後の後片付けまですべて含めて2時間で終わらせていいました。ですが、Re:ZONEを借りるようになってから余裕を持ってお客様に対応できるようになりました。今では多い時で1日3名ほどのお客様に来ていただいています。時間を気にする必要が無くなりましたので、また、お客様が帰られた後にアパレルの事業に取り組むこともできるようになりました。
そして、お客様がこの空間を気に入ってくださることも増えました。「こんな部屋の広さを京橋で借りられるの？」と驚かれることもあります。部屋が4階にあるので、エレベーターがないと不便なのではないかと心配していましたが、お客様は「運動になるからありがたい」と言っていただいています。私自身も入居前から素敵な空間だと感じていたので、とても嬉しく思います。
– Re:ZONEのスタッフ対応はいかがでしたか
担当者の方の対応がとてもスムーズでした。また、メールの返信も早かったので、テンポよく契約することができました。契約書類や必要書類を準備しなければなりませんが、無事に審査が通ってよかったです。また、初日にトイレの鍵が閉まらないというトラブルがあったものの、すぐに駆けつけて対応してくれたのでとても助かりました。共有部分は日中使っている方も多くいらっしゃいますが、清掃が行き届いているのですごく綺麗です。
– 最後に、今後の展望を教えてください
直近の目標は、期間限定でアパレルのポップアップを開催することです。オフィスにモデルさんを呼んで、インスタライブで洋服の発信をしたり、実際に洋服を見てもらう機会もつくりたいと考えています。
そして、将来的にはトータルコーディネートができる会社の社長になると決めています。自分のお店でネイルができ、洋服も選べるようにして、街にお洒落な人を増やしていきたいです。その目標に向けて、今はこの場所でひたむきに努力しようと思っています。
