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クリニックをビルテナントで開業するメリットと注意点|物件選びのポイントも解説

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クリニックの開業場所として、戸建てや医療モールの他に「ビルのテナント」が選択肢に入ります。戸建てよりも初期コストを抑えつつ、利便性が高く集客に有利な立地を選びやすい点が魅力です。ただし、物件探しには注意点もあるため、慎重に検討することが大切です。

本記事では、ビルテナントでクリニックを開業する際のメリット・デメリットや、物件選びで重視すべきポイント、契約時の注意点について解説します。理想のクリニックを開業するために参考にしてください。

クリニック開業の形態比較|戸建て・医療モール・ビル

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クリニックの開業形態は、主に「戸建て」「医療モール」「ビルテナント」の3つに大別されます。それぞれの特徴は以下の通りです。

形態主な特徴初期費用集客力自由度
戸建て自由設計が可能、土地購入が必要高い立地次第高い
医療モール他科との相乗効果が期待できる中程度高い低い
ビルテナント駅近など集客に有利な場所を選べる低い高い中程度

ビルテナントは、開業コストを抑えながら、駅前など人通りの多いエリアに出店できる点が魅力です。ただし、建物の構造や管理規約による制約を受けやすく、自由度は戸建てよりも低くなります。

また、複数のクリニックが集まる医療モールとは異なり、独自の集客方法を考える必要があります。

クリニックをビルテナントで開業するメリット4つ

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クリニックをビルテナントで開業する場合は、コストや利便性の面で多くのメリットが期待できます。ここでは、主な4つのメリットについて説明します。

1. 初期投資を抑えられる

ビルテナントでの開業は、初期投資を削減できます。戸建ての場合は、土地の購入から建物の建設、内装・設備の整備まで自ら行う必要があります。その点、建物の外構や内装がすでに整っているビルであれば、保証金や賃料のみで入居できるため、大幅なコストの節約が可能です。

また、浮いた分を医療機器の導入費に回すことで、必要な設備を無理なく揃えられるでしょう。

2. 集客しやすい好立地に開業できる

ビルテナントの多くは、駅前や商業エリアなどアクセスの良い場所に立地しています。通勤途中や買い物帰りの患者が立ち寄りやすいエリアで開業できれば、集患につながります。

また、医療モールでなくても、同じ建物内に薬局や他科クリニックがある場合、相互送客による効果も期待できるでしょう。利便性の高さは経営の安定にも直結するため、競合が多いエリアでも有利に開業したい場合に適しています。

3. 管理や維持の手間が少ない

ビルテナントの場合、建物全体の管理や修繕、定期メンテナンスはオーナーや管理会社が担当するのが一般的です。また、空調・防災設備なども整っていることが多く、自院で行う管理や維持の手間が省け、日々の医療業務に専念できます。

戸建ての場合、管理や維持を自ら行わなければならず、外構や塗装の工事、空調設備の定期点検などに高額の出費がかかります。その点、ビルテナントなら管理費用を負担することで、日々の業務効率化を促せます。

4. 撤退や移転のハードルが低い

将来的にクリニックを閉院したり、別のエリアへ移転したりする際に、ビルテナントであれば柔軟に対応できます。戸建ての場合、土地や建物の処分が伴うため、ローンや資産処理の負担を抱える可能性があります。

その点、ビルテナントは原状回復などの契約条件を満たしていれば、退去や移転の手続きもスムーズに行えます。経営状況やライフプランの変化に合わせて、リスクを抑えながら最適な物件に移ることができるでしょう。

クリニックのビルテナント開業におけるデメリットと注意点3つ

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メリットの多いビルテナント開業ですが、一方でデメリットや注意点もあります。ここでは、検討時に知っておくべき3つの注意点を挙げます。

1. 広告や外観の制約がある

ビルによっては、外観や看板の設置に制限があり、医療機関であることを十分にアピールできなくなる可能性があります。認知度が上がりにくいと、集患に影響する可能性もあるため、契約前に表示や広告ルールについて確認しておきましょう。

ビルの上層階や裏通りの物件では、通行人からの視認性が低くなります。内装デザインを工夫したり、Web広告を出したりするなど、集患施策を検討する必要があります。

2. ランニングコストが高くなりやすい

ビルテナントは戸建てよりも初期費用は安いものの、賃料のほかに共益費や清掃費、設備使用料などが別途発生します。そのため、場合によってはランニングコストが比較的高くつく可能性があります。

また、立地が良くなるほど賃料も高額なため、集患がうまくいかないと赤字になるリスクも高まります。長期的な資金のシミュレーションを行い、安定経営を見据えて物件を慎重に見極めることが大切です。

3. 契約更新できない可能性がある

ビルテナント契約の更新が保証されていない場合、さまざまな理由で退去を求められるリスクがあります。クリニックの経営状況やオーナーの都合などで契約更新を断られてしまうことが考えられます。

また、医療機関は移転が難しくなりやすいため、契約形態(定期借家もしくは普通借家)は事前に必ず確認することが重要です。更新条件や再契約時の賃料改定について、契約前に明確にしておけば、退去時に最善の対策が取れるでしょう。

クリニック開業の立地・物件選び6つのポイント

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クリニックの成功には「どこで開業するか」が大きく影響します。以下6つの項目を押さえて物件を選びましょう。

  • 立地条件の良さ:駅近や商業施設の周辺など、通いやすく利便性を感じられる場所
  • 周辺環境や隣接テナントの業種:騒音や臭いなどの影響
  • 設備やインフラの状況:医療機器や検査室の設置、電気容量や給排水の条件など
  • 賃料やオプション料金:家賃・共益費・駐車場代などの費用を合算して予算計画を立てる
  • 法的制約や防災面:用途地域や消防法、医療法の規制に、耐震構造や非常口などの安全設備
  • 将来の拡張性や移転の可能性:退去時の原状回復費や再契約の条件も考慮する

立地や設備を冷静に比較することで、長く安定した運営の実現につながります。

契約時の注意点とトラブル回避策

契約内容の見落としは、後のトラブルに直結します。以下の項目を中心に、事前に契約内容をよく確認し、納得した上で入居することが重要です。

  • 契約条件を明確にする:定期借家か普通借家か、更新時の賃料変更や期間制限
  • 原状回復義務の範囲を確認する:退去時の内装撤去や復旧費用を契約書に明記しておく
  • ビルオーナーや管理会社の意向を把握する:看板設置や診療時間の制限、医療機関特有の匂いや騒音への理解があるかを確認する
  • 電気容量・給排水などの設備条件を確認する:契約後に不足が判明すると追加費用が発生しやすい
  • ランニングコスト・共益費・更新料を把握しておく:賃料以外の固定費も含めた総コストで判断する

まとめ|条件とリスクを理解して理想のクリニック開業を実現しよう

ビルテナント開業は、初期費用や管理にかかるコストを抑えつつ、好立地を確保できる現実的な選択肢です。ただし、契約条件や医療施設特有の制約を見落とすと、トラブルの原因となる可能性があります。立地や設備、契約内容のバランスを見極めて、理想のクリニック開業を実現しましょう。

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