テレワーク用椅子が必要な理由は3つ

- 頭痛や腰痛などの不調を避ける
- 集中力や業務効率の向上に役立つ
- 椅子の耐久性を維持する
これだけはチェック!テレワーク用椅子の選び方

1.背もたれの高さ
テレワークに適したオフィスチェアは、正しい姿勢を無理することなく長時間続けられるよう工夫されています。背もたれのタイプは、肩甲骨の上まである「ハイバック」と、肩甲骨の下までの「ローバック」の2つが主流です。 背中全体を支えやすいハイバックは、1日中座ってパソコン作業をする人に適しています。一方、手や腕を動かすことが多い場合は、上半身の可動域を邪魔しないローバックタイプが良いでしょう。座面の奥まで座ったときに、腰が安定するものが理想です。2. 必要な機能
オフィスチェアやワークチェアには、さまざまな機能が付いているため、必要な機能を備えたものを選びましょう。多くのテレワーク向き椅子で装備されている座面の高さ調節の他、便利な機能が多数ありますが、代表的なものは下記の通りです。2-1.リクライニングやロッキング
リクライニングは、椅子の背もたれの角度を変えられる機能です。長時間の作業で疲れた際に、背もたれを倒すとリラックスしやすいでしょう。中には、後ろだけでなく前に倒れる前傾チルト機能を備えたワークチェアもあります。 ロッキングとは、背もたれと座面が揺れ動く仕様のことで、両方が同じ角度で連動するタイプと、同調して動くシンクロタイプがあります。自然な体の動きを考慮して設定されているシンクロロッキングは体への負担が少なく、リラックスに最適です。2-2. ヘッドレストやアームレスト、フットレスト
テレワークに適したワークチェアの中には、ヘッドレストやアームレスト、フットレストが付いているものもあります。ヘッドレストは背もたれの上に付いている部分です。重たい頭を押し付けて休めるため、前傾姿勢による負担を軽減できます。 アームレストは肘掛けのことで、高さや左右が調整できるものもあります。パソコン業務などで腕をよく使う場合にもあると便利です。フットレストは、足置きで腰やひざへの負担を軽減し、下半身の楽な状態をキープできます。座面の下に仕舞い込めるタイプや、高さを調節できるものなどがあります。2-3. ランバーサポート
ランバーサポートとは、背もたれの機能やクッション状のパーツを指します。背骨の自然なS字カーブに合わせて作られ、座っているときに背中にフィットして姿勢をサポートしてくれます。 腰への負担軽減にも役立ちます。ランバーサポートを上下に調節できる高機能なワークチェアもあるので、腰痛持ちの方におすすめです。3. 素材の違い

- ファブリック(布)
- レザー(合皮・本革)
- メッシュ
- ウレタン・モールドウレタン
3-1. ファブリック
ファブリックはカラーバリエーションが豊富で、好みのものを選びやすい点が魅力です。温かみのある印象で、ソファやじゅうたんなどのインテリアとも相性が良いでしょう。また、高性能チェアの中でも価格がリーズナブルなので、手が出しやすい点もメリットといえます。 ただ、液体や水分の多い汚れが付いてしまうと落としにくいため注意が必要です。座面や背もたれを取り外して洗濯できれば理想的ですが、取り外しできないタイプも多いので、汚れの目立ちにくい暗めのカラーを選びましょう。3-2. レザー(合皮・本革)
レザーは本革からPVCなど合皮まで種類があり、価格や耐久性が異なります。本革の場合は耐久性が高く、適切なお手入れをしていけば長く使える一生ものです。経年による風合いの変化も楽しめます。通気性は他の素材よりも低いものの、見た目の高級感があり、重厚感のある雰囲気の書斎にぴったりです。 PVCやPUなどの合皮は耐水性があり、汚れを水で拭き取ればきれいに使えます。お手入れが簡単なので、小さな子どもが出入りする書斎でも安心です。3-3. メッシュ
メッシュタイプは通気性が高く、長時間使っていても熱がこもるのを防げます。お尻の下の汗やムレによる不快感が少ないため、湿度の高い夏場や室温の高い冬場も快適に使いやすいでしょう。 また、座ったときに体にフィットしやすいため、座り心地を重視する人にもおすすめです。3-4. ウレタン・モールドウレタン
モールドウレタンはウレタンよりも密度が高いため、長時間座っても型くずれしにくい傾向があります。また、金型を用いることで多少複雑なデザインの成形にも対応しています。座ったとき体にフィットしやすく、長時間座ってもお尻が痛くなりにくいタイプを好む人にも向いています。4. 予算は事前に決めておく
テレワークチェアの相場はピンキリで、事前に予算を決めておくとスムーズです。国内ブランドでも安いものなら3,000円以内から販売されており、上は20万円以上の高額な椅子もあります。 耐久性のある革製品や多機能タイプは価格が上がるものの、長持ちしやすいためトータルで見るとコスパは高めです。あらかじめ予算の目星をつけた上で、必要な機能や素材、デザインなどを満たしたものを選びましょう。テレワーク用椅子のおすすめ5選

多機能性が魅力:サンワサプライ「オットマン付きメッシュチェア 150-SNCM007」

ブランド志向も満足の本物:ハーマンミラー「アーロンチェア(リマスタード グラファイト)」

コスパ最強!:ニトリ「ワークチェア(N ターゲット)」

究極の座り心地を追求:エルゴヒューマン「PRO オットマン内蔵型EHP-LPL」

長時間のゲームにも耐えうる:DXRacer「フォーミュラスタンダードモデル(PUソフトレザー仕様DXZ-RDN)」

リモートワーク用椅子と一緒に用意したいおすすめグッズ

チェアマット【床保護用】
チェアマットは、椅子が動く範囲に使う敷物のことです。在宅勤務用のオフィスチェアの多くは、動かしやすいよう脚先にキャスターが付いています。キャスターによる床の傷や汚れを防ぐためにチェアマットが役立ちます。 また、移動によって出るゴロゴロという音は意外に響きやすいものです。チェアマットによってある程度軽減でき、同居する家族や他の部屋への影響を抑えられるでしょう。チェアマットという商品自体多く出回っていますが、椅子が動く範囲をカバーできるラグやカーペット、パネルタイプの床マットでも代用可能です。 ただし、椅子に合った厚みのチェアマットを選ぶことが重要です。一般的なオフィスチェアの場合1.5mm以上あれば十分ですが、ゲーミングチェアなど大型で重さのあるタイプでは2.0mm以上の厚みが望ましいでしょう。椅子の動きによってマットがずれてしまわないよう、滑り止めも要チェックです。フットレスト【姿勢を保つ】

テレワークチェアを長く使い続けるお手入れポイント

素材に注意!素材別使って良いもの悪いもの
在宅勤務用のオフィスチェアに使われている素材の種類によって、掃除やお手入れ方法が違います。多くのチェアは、取扱説明書にて詳しく説明されていますので、併せて参照してください。 まず、ファブリックの場合、使われている素材によって合う洗剤が異なります。色落ちや縮みを防ぐためにも、素材をチェックして使える洗剤を選びましょう。目立たない裏側で先に試してみても良いでしょう。洗剤がわかったら、ぬるま湯に洗剤を少量溶かし、雑巾を浸けて固く絞ったもので表面をたたきながら拭き取ります。 本革製は水によるシミや変色の可能性があるため、水拭きはNGです。乾いた雑巾で乾拭きしましょう。表面保護のために、必要に応じて専用クリーナーも使ってください。PU合皮は水を弾きやすいため、濡らした雑巾で拭き取る方法も有効です。合皮対応の表面保護剤で適宜ケアしておくと、長持ちするでしょう。 メッシュ素材は水洗い非推奨のため、専用シートクリーナーやウェットティッシュで軽く拭き取ります。ホコリは掃除機やエアダスターを使うと良いでしょう。「座る」以外の使い方は避ける
在宅勤務や作業時など、座る以外の使い方をしないようにしましょう。座面に立って脚立代わりにするなどは、椅子への負担が大きくなり耐久性の劣化につながります。そもそも、キャスター付きのオフィスチェアの上に立つことは、落下の危険性があるため止めるべきでしょう。 テレワーク用として作られている高性能ワークチェアの耐用年数は、8年と長めです。ただし、適切な使い方をしなければ、耐用年数は短くなってしまいますので注意しましょう。メーカー保証や定期点検を利用する
メーカーによっては保証期間やメンテナンスが付帯しているので、ぜひ利用しましょう。一般的には1年保証ですが、期間は商品やメーカーによって異なります。 例えば、スチールケースのワークチェアは12年保証付きで、すべての張地やキャスターなどが含まれています。一生モノとも言えるハーマンミラーのアーロンチェアも12年保証が付帯しています。保証書または取り扱い説明書などに記載があるので、購入時に確認しておくと安心です。最後に:レンタルオフィスはテレワークに最適な環境が揃っている
