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場所を固定せず自由に働ける!ノマドワーカーの職種を解説

個人の方向けコラム

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インターネット環境やハードウェアの普及は、「オフィスへ直接出社しなくても働ける」という新しい概念登場のきっかけになりました。そして現在ではオフィスに縛られずに自分の好きな場所で働く「ノマドワーカー」が増加しています。

ノマドワーカーになると気分で職場を変えられる、通勤の手間が省けるといったメリットがあります。反面自己管理が必須といったデメリットも存在するので注意しましょう。

今回はノマドワーカーとして働く基本的なメリット・デメリット、そしてノマドワーカーに向いている職種をピックアップしてご紹介していきます。

遊牧民のように場所を変えて働く!ノマドワーカーとは?

ノマドワーカーの「ノマド」は、モンゴルといった地域でみられる「遊牧民」を指します。つまりノマドワーカーとは「遊牧民のように固定の場所を持たず、自由に場所を変えながら働く方」を表すのがポイントです。

ノマドワーカーと「テレワーカー」との違いが分からないという方もいらっしゃるかもしれません。オフィス以外で働くという点では両者に違いはないですが、強いて言うならば

・ノマドワーカーのほうがテレワーカーより出勤する割合が少ない

・政府や公的機関などはテレワーカーという単語のほうをよく使う

といった点は違うでしょう。

ノマドワーカーは外部で働くのがメインになるので、出勤するケースが多くなる可能性もあるテレワーカーよりさらに自由と言えます。また日本政府や関連の公的機関などは、テレワーカー(テレワーク)という単語をノマドワーカー(ノマドワーク)よりも使う印象があるのもポイントです。もともとオフィス外で働く方法を「テレワーク」と呼んで広めたのが、政府関連団体の「日本テレワーク協会(旧:日本サテライトオフィス協会)」であるといった点も影響しています。

ちなみに「リモートワーカー」という単語もありますが、こちらもノマドワーカー・テレワーカーとほとんど意味は同じです。ただしIT企業はリモートワーカー(リモートワーク)のほうを好んで使うケースがあります。

クリエイティブ系は有利!ノマドワーカーの代表的な職種とは?

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ここからはノマドワーカーとして働くのに向いている職種を、一挙ご紹介していきます。ちなみに

・成果物を納品すればことたりる

・オンラインでもオフィスと同じような仕事ができる

といった性質のある職種はノマドワークに適しています。

デザイナー

デザイナーは自分の考えも含めて、表現したいことをさまざまな手法で現実化する仕事です。ビジネスでは名刺やWebサイトなどのデザインを受注することが可能で、企業の雰囲気(ブランド)を決める仕事なので需要があります。

オンラインでも十分仕事が成立する上、成果物の納品が最重要のタスクとなるためノマドワーク化しやすい職種です。

エンジニア

エンジニアはさまざまなプログラミングスキルを使ってシステムに機能を追加したり、1からシステムを制作したりする職種です。Webサイトの表面といったユーザーの目に見える部分をエンジニアリングする方を「フロントエンドエンジニア」と呼びます。またデータベースの構築といった、ユーザーの目に直接触れない部分を設計する方は「バックエンドエンジニア」と呼ばれるのもポイントです。

エンジニアもデザイナーと同じように、オンライン化しやすく成果物納品が重要なタスクとなるためノマドワーク化しやすいです。またエンジニアはIT市場が成長する中不足しており、フリーランスとして働く際も関連スキルがあれば優位に立ち回れます。

Webライター

Webライターは企業Webサイトのコンテンツマーケティング記事、またLPの販促用記事などを作成する職種です。「ブロガー」として自分の趣味を記事化して投稿、関連商材を「アフィリエイト広告」内で紹介して売上へつなげている方もいらっしゃいます。

Web記事を介したマーケティングは近年重要になってきており、外部に委託して質や記事数などを稼ごうとするパターンも多いです。またオンラインで外部にも指示出ししやすく、記事内容確認といった少ない手間でアップロードまで可能なため成果物基準で仕事内容を図れます。

バックオフィス

バックオフィスとは経理といった、収益には直接関係ないが処理する必要のある各業務を請け負う職種です。

バックオフィス業務はコスト削減が結果的に収益増加へつながる職種であり、外部委託を行うケースが増えています。また経理ツールといった関連ツールの普及によって、ノマドワーク化も容易になっています。

ただしペーパーレスで作業を進められる環境でないと、「書類を取るために出社しないといけない」といったトラブルが起きる可能性もあるので注意しましょう。

コンサルタント

コンサルタントは企業の経営やITツール導入といった分野で発生する課題や悩みを、ヒアリングした上でアドバイス、解決する職種です。たとえば「ITコンサルタント」という肩書で仕事を受け持ち、課題解決やツール導入サポートなどを行うケースがあります。

コンサルタントは「Web会議ツール」といった各種ツール環境があれば、遠隔でも仕事をこなせるのが特徴です。ただしオフラインとオンラインでは話の伝わり方が違うので、オンラインならではの注意点に気を付けながら伝わるアドバイスを行う必要があります。

カスタマーサポート

顧客の問い合わせにメールや電話などで対応するカスタマーサポートも、ノマドに適した職種の1つになっています。顧客とのやり取りに使う手段はすべて遠隔で連絡ができるツールであり、社内にいる必要性がないからです。

また最近ではチャットツールも使われており、顧客とリアルタイムでメッセージングができるようになっているのも特徴になっています。マニュアルがしっかり用意されている状態でスムーズなやり取りができるようであれば、必ずしも社内で働く必要はありません。

最近では大手IT企業が続々とカスタマーサポートをテレワーク化しているので、ノマドワークへの敷居はさらに下がっているとみてよいでしょう。

動画編集者・Youtuber

企業が動画をプロモーションで使うのが一般的になるにつれて、動画編集のスキルを持っている人の需要も上がっています。映像のカットやBGM挿入などにセンスを持っていれば、さまざまな仕事を任せてもらえる可能性が上がります。また1分や30秒といった動画の尺ごとの編集のコツや、最新の演出トレンドなども理解しておくとよりスムーズに仕事を受けられるようになるでしょう。

動画編集者として高いスキルを持っている場合は、Youtuberとして独立してみるのもよいかもしれません。ただしYoutuberになる際は

・自分の独自性を動画で出す

・実際に動画へ出演する際はトークスキルがないと受け入れられにくい

といった注意点もあり、稼ぐのは簡単ではないことを知っておく必要があります。最初は副業として会社へ許可を取りながらやってみると安心です。

業務管理者・ディレクター

・企業プロジェクトの骨子や詳細を作成する

・関係者の業務進捗を確認・管理する

といった職についている方も、ノマドワークをすることができます。

オフラインとオンラインではコミュニケーションで気をつけるべき点が変わってきますが、違いを理解して対応が取れるのならば仕事の効率性はノマドワークになってもさほど変わらないでしょう。

・メンバー間で簡単に情報共有ができるツールを用意して周知する

・メンバーの進捗状況やモチベーションなどを可視化して管理できるようにしておく

といった点に注意しながらオンラインで働く準備を進められるとよいでしょう。

翻訳家

もし翻訳家として英語を日本語訳したりといった業務を行っている場合は、ノマドワークで十分対応できるでしょう。今は翻訳もパソコンやスマホで済ませられる時代になっており、直接対面しなくてもクライアントとずれなく仕事ができるようになっています。

ただし現在ではAIや機械学習などの活用で、自動翻訳の精度が上がっています。

・文学物なのでAIが翻訳するとおかしくなる

・独自性のある表現を使わないと外部に公表できない

といった性質のある業務は翻訳家でないと対応するのが難しいですが、今後は正確で無骨な翻訳が求められるビジネス分野での翻訳家の需要は下がっていく可能性があるので注意してみてください。

翻訳家として何が求められているのか理解してからノマドワークができるようにした方が失敗が少ないです。

パソコンとインターネット回線は必須!ノマドワーカーになる際用意しておくものとは

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ノマドワーカーとして働くためには、次のようなものをあらかじめ用意しておく必要があります。

パソコン

ノマドワーカーとしてパソコンは必須です。どの仕事でもタイピングやソフトの利用が必要になります。

パソコンを選ぶ際は、まず据え置き型のデスクトップかノートパソコンかを選ぶことになりますが、移動の利便性を考えるとノートパソコンが有力です。ノートパソコンにも

・安いローエンドモデル:軽い事務処理では十分使える

・中くらいのミドルエンドモデル:並列して事務業務をしたりするのに十分なスペック

・高処理に対応したハイエンドモデル:動画編集や動画配信にも対応

などがあります。動画編集といった仕事でノマドワーカーになりたい場合はそれなりの値段がするパソコンを購入する必要があるでしょう。

ちなみにキーボードの打ち心地やディスプレイの鮮明さなども選ぶ基準となります。キーボードの打ち心地のよさは特にあらゆる業務で必要な要素ですから、絶対に確認しておきましょう。

スマートフォン

スマートフォンでしか使えないアプリやWebサービスもあります。また電話といった連絡を取りたい場合もスマートフォンが必要です。パソコンと同じくらい重要なのでじっくり選びたいところです。

・OSのバージョン

・ディスプレイの大きさ

・CPU、メモリ

・バッテリー量

といった要素で使いやすさやスペックが変わってきます。今では2万円未満でも十分なスペックのスマートフォンが購入できますが、その際は日常生活で使うタッチ決済といった機能が省かれている可能性があるので注意しましょう。

最新のアプリを確実に利用したい場合は、なるべくOSバージョンが新しく、今後アップデートが入る可能性が高いモデルを選べると安心です。

タブレット

パソコンとスマートフォンより重要度は低いですが、タブレットも用意しておけると安心ではあります。タブレットはキーボードなどを接続してパソコンのように使えるようになっていますし、パソコンのサブ機として有力です。

タブレットには

・iPad

・Android搭載のメーカー品

・Fire タブレット

などがあります。絵を描いたりといった用途で使う場合は、iPadが便利です。値段で考える場合は安く購入しやすいAndroid搭載タブレットやFireタブレットを使ってみてください。

通信環境

自宅が拠点になっている場合は、固定のWi-Fiがあれば当分は問題ないでしょう。ただしカフェや図書館といった場所で仕事をする場合は、通信環境がそこで整っているか確認する必要があります。セキュリティが安全でない場合も多いので、ウイルス対策ソフトの導入やVPNの利用は必須です。

また場所によって混雑する時間帯やそもそものつながりやすさが違うので注意してみてください。大手コンビニではWI-Fiが廃止になった事例もあり、今後同じ場所で同じWi-Fiが使えるのかは分からない点にも注意が必要です。

気になるのであればポケットWi-Fiやスマートフォンのテザリングを使いましょう。外部でもある程度安定したWi-Fiを確保できます。その代わりパケットの消費が激しいので、容量が多いプランで契約しておくと安心です。

Webサービス・アプリ

業務に必要なWebサービスやアプリをあらかじめ用意しておき、操作を覚えるのも重要です。

・Web会議ツール:外部と会議をする際に使う

・チャットツール:社内・社外の連絡ともに使える

・クラウドストレージツール:納品物の保管や共有用

・カメラ撮影ツール:編集が必要な業務で使う

といったツールが必要になってくるでしょう。

その他業務に必要なもの

パソコンやスマートフォン・タブレットなど以外にも必要なものはいくつかあります。

・バッテリー:外部での機器充電に使用

・外付けキーボード:キーボードの打ち心地を上げてタイピングを安定させる

・外部ストレージ:データのバックアップ先

・無線マウス:取り回しがしやすい、乾電池を入れない充電式モデルも増えている

・Webカメラ:Web会議をする際に使う

・イヤホン:Web会議や音声編集などで使う

業種によって必要なものは変わってきますが、上記のようなものは一通りそろえておくと安心です。100均で購入できるものもありますがメインで使うのはきついので、多少高くてもネットショッピングなどで性能や耐久性が確保されている製品を買ってみてください。

働き方改革にもつながる!ノマドワーカーとして働くメリットとは

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ノマドワーカーになると次のようなメリットがあります。

気分に合わせて自由に仕事場を変更可能

ノマドワーカーは遊牧民のように働けますから、場所を選びません。

・自宅

・カフェ

・図書館

といったように、その日の気分に合わせて自由に仕事場を変えられます。あなたがカフェに訪れた際、コーヒーを飲みながらノートパソコンを開いて仕事をしている人を見たら、それはノマドワーカーです。

気分に合わせて仕事場を変更できるので、働き方があっていれば常にモチベーションを維持・あるいは向上させながら仕事ができるのはノマドワーカーのメリットです。

自宅環境に左右されずに仕事を継続できる

オフィスに縛られた働き方だと、「家族の介護が必要になったので出勤しづらくなった」といった理由で仕事を辞めないといけない可能性もあります。

しかしノマドワーカーになれば、自分の好きな時間・曜日で働けますし、オフィスへ赴く必要性もなくなります。結果的に「ライフワークバランス(生活と仕事のバランスを取ること)」を実現しながら、気持ちよくどんな環境変化があっても仕事を継続可能です。

たとえば「今日は一気に仕事を済ませて、明日は家事といったプライベートに時間を割いてみよう」といった調整も容易です。

通勤コストを削減できる

オフィス勤務がメインの場合、通勤コストは会社だけでなく会社員にも掛かってきます。会社員にとっては「会社へ着くまでの時間」自体がコストへつながるからです。

ノマドワーカーとして働ければ出社する回数が減る(あるいはなくなる)ので、通勤時間を気にせず仕事ができるようになります。通勤に掛かる時間が1日平均1時間や2時間といったように長時間であれば、削減コストが目に現れて見えやすいでしょう。

また会社にとっても通勤手当といった福利厚生にお金を掛けなくてよくなるので、結果的にコスト削減へつなげられるのがポイントです。

コミュニケーションの取り方に注意!ノマドワーカーになるデメリット

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ノマドワーカーには次のようなデメリットもあるので、忘れないようにしましょう。

セキュリティに注意する必要がある

ノマドワーカーはどこでも働ける分、機密情報が外部に漏れないよう注意する必要があります。

・業務機器にセキュリティソフトを入れておく

・公衆Wi-Fiを使う際はVPNアプリをインストールして暗号化する

といった工夫を行いながら仕事をする必要性はあるでしょう。

特に自宅ではない外部では、インターネット環境が安定しない場所も多いです。データ通信量がたくさん必要であり安定した接続環境を求める場合は、モバイルWi-Fiを持ち歩く、といった工夫も必要になります。

コミュニケーションに工夫が必要

ノマドワーカーは基本出社をしないので、コミュニケーションがおろそかになってしまう可能性があります。しかし出社していようといまいと、コミュニケーションが重要であるのは変わりありません。

会社とも協力しながら

・定期ミーティングを行う日時を決めておく

・コミュニケーションが適切に取れるツールを導入する

といった対策によってコミュニケーションがおろそかにならないよう工夫をしておく必要があります。

最近では「VRツールでミーティングを行い密な連携を図る」といった手法も取られているのでチェックしてみましょう。

オフィスよりも自己管理を強める必要がある

「オフィスにいないと緊張感が出ない」という方は、正直ノマドワーカーに向いていません。仕事にはある程度の緊張感が必要であり、気がゆるみ過ぎるとパフォーマンス低下にもつながってしまいます。

・集中力を向上させられるルーティンを行う

・緊張感の出る場所を探してそこで仕事をする

といった方法で、仕事を行う際のスイッチを付けられるようにしておきましょう。

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24時間365日利用可能(一部対象外のオフィスもあります)なので、

・ノマドワーカーとして安定したオフィス環境が欲しい

・フリーランスとしてノマドワーカー的に働きたい

といった方はぜひ詳細をご覧ください。

まとめ

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今回はノマドワーカーの概要や職種、メリット・デメリットなどをご紹介してきました。

ノマドワーカーは遊牧民のように、場所を自由に変更しながら働けます。ただしセキュリティへ気を付ける、コミュニケーションをおろそかにしないといった注意点も踏まえて仕事をする必要があります。

レンタルオフィスであればセキュリティにも安心しながら、自分らしく仕事がしやすいので利用を検討してみてください。