レンタルオフィスに電話を引く方法
レンタルオフィスに電話を引くには、主に次の3つの方法があります。
固定電話を引く
自分でNTTと契約をすることで、NTTが提供するアナログ回線の電話を利用することができます。これは、一般的なオフィスに設置されている固定電話と変わりません。
また、レンタルオフィスの多くはNTTとすでに契約しており、業務用の固定電話回線を持っています。その固定電話回線をレンタルオフィスから借りて利用することも可能です。電話番号もすでにレンタルオフィス側で取得しているため、複雑な手続きなしで利用を開始できます。
IP電話を引く
IP電話というのはインターネット回線を使用している電話のことを指します。レンタルオフィスでは、通常インターネット回線が整っているため、問題なく利用できるでしょう。IP電話のサービスを提供している業者と自分で契約すれば、使えるようになります。
IP電話もNTTの固定電話回線と同様に、レンタルオフィスですでに契約されていることが多いです。
クラウドPBXを活用する
クラウドPBXというのは、クラウド型の電話サービスのことです。
一般的なオフィスで固定電話を使用する際には、PBXという装置を設置しなければなりません。これは、外線から内線につなげたり、内線同士をつなげたりする役割を果たす装置です。
クラウドPBXなら、そのような装置を設置する必要はなく、クラウド上に置かれているPBXを使用することができます。そのため、レンタルオフィスでも、通常のオフィスのようにして固定電話を使うことが可能です。
また、クラウドPBXの中にはスマートフォンに対応しているものもあります。つまりスマートフォンを内線化して、まるで固定電話のように使うことも可能です。PBXを使用するのにインターネット回線を使うことから、出先でもオフィス内にいるときと同じように使えます。
レンタルオフィスで利用可能な電話サービスの種類
レンタルオフィスで利用可能な電話サービスごとに、メリットとデメリットについて見ていきましょう。
固定電話
固定電話を利用する場合には、通話専用のアナログ回線を使用することができます。そのため、通信環境が安定しているのがメリットです。通話相手の環境にもよりますが、通話が途中で途切れてしまうようなことはほとんどないでしょう。
しかし、その一方で固定電話を導入するには費用が高くつくのがデメリットです。利用を開始する際には、電話加入権を取得した上で開通工事を行わなければなりません。通話料などのランニングコストもかかります。
IP電話
IP電話は固定電話とは逆に、費用を安く抑えられるのがメリットです。固定電話と違って、電話加入権を取得したり工事をしたりすることなく、利用を開始できます。インターネット環境が必要ですが、レンタルオフィスなら最初から整っているでしょう。通話料金も固定電話と比べると安いことから、ランニングコストも抑えられます。
ただ、通話環境が固定電話ほど安定していないのがデメリットです。インターネット回線の種類にもよりますが、稀に聞こえづらくなることもあります。インターネットを使っていて、速度が遅いと感じる場合にはその傾向が強いです。
光回線なら、比較的安定しており、聞こえづらくなることはあまりありません。仕事の電話でも安心して使えるでしょう。
また、電話番号は「050」から始まる番号になります。固定電話の番号と違って、地域が分からないという点に留意しておきましょう。
クラウドPBX
クラウドPBXも開通工事は必要ありません。クラウド上にあるPBXを使うということから、PBXの装置を購入する必要もないため、初期費用が抑えられます。通話料は固定電話より安く、内線は無料で済むことから、ランニングコストもあまりかかりません。
クラウドPBXでは、使用できるデバイスの種類も多く、SIPフォンを使うことができます。SIPフォンなら固定電話として設置することも可能です。
また、クラウドPBXは別拠点にある電話も内線でつなぐことができます。別の支店や出張中の社員が使用しているスマートフォンを内線化することで、社員同士の通話が無料になることもメリットです。
ただし、クラウドPBXもインターネット回線を使用している電話であることから、新規で取得できる電話番号は「050」になります。また、サービス事業者によっては、通話品質が良くない場合もあるのもデメリットです。
どの電話サービスでも一長一短あります。活用スタイルや希望に合わせて電話サービスを選択できるレンタルオフィスがおすすめです。
「Re:ZONE」ならクラウドPBXだけでなくNTT回線やIP電話も利用可能
「Re:ZONE」のスモールオフィスなら、室内にNTTのアナログ回線が用意されています。固定電話を利用したい場合には、NTTと直接契約して利用することが可能です。ただし、料金もお客様が負担することになります。
またIP電話サービスも利用可能です。IP電話の利用について詳しくはお問い合わせください。
レンタルオフィスでは、天井付近が吹き抜けになっているところもあります。そのようなレンタルオフィスだと、通話内容がほかの利用者に聞かれてしまわないか不安になることもあるでしょう。
その点、「Re:ZONE」のスモールオフィスは、全室個室になっており、通話内容を聞かれる心配はありません。安心して仕事の電話をすることができます。
電話を設置できるレンタルオフィスを探しているなら、ぜひ「Re:ZONE」を検討してみてください。
まとめ
レンタルオフィスで電話を設置したい場合には、アナログ回線の固定電話やIP電話、クラウドPBXなどを使うことができます。それぞれの特徴を押さえた上で、活用スタイルに合わせて選ぶと良いでしょう。
レンタルオフィスによっては、固定電話やIP電話をあらかじめ用意しているところもあります。電話を設置する予定でレンタルオフィスを探すなら、そのような点もよくチェックしておきましょう。