- 森香月様
教育現場での経験を活かし、ビジネス研究やマーケティング支援を展開。「子育て世代の大人が学びを続けられる環境づくり」をテーマに、法人向けの働き方支援にも取り組む。現在はRe:ZONE KeySiteを拠点に、研究と実践を両立しながら、多方面で活躍している。
メインは研究職。起業家、フリーランスの顔も
子育てをしながら勉強を続けた経験が仕事につながった
——お仕事や活動内容について教えてください。
メイン事業は、子育て中の女性が学べる環境づくりなどビジネスに関する研究です。それと並行してフリーランスとして主にWebコンテンツの編集やマーケティング支援などを行い、定期的にコーチングの勉強会を開催しています。1年ほど前に夫と会社を立ち上げました。法人向けに、働きやすい環境づくりをサポートする会社です。
——現在の事業に至る経緯についても教えてください。
結婚前は支援学校の教員として6年ほど勤めていました。長女が生まれた後は、幼い子どもを育てながらできる仕事という理由で、Webライターに転身。しばらく続けていると、マーケティングに携わる機会が増え、ライティング以外の経験も積みました。夫と今後のことを話し合った結果、夫と2人で会社を設立し現在に至ります。
メイン事業はビジネス研究 勉強に励む子育て中の女性を応援したい
——メイン事業はビジネス研究ということですが、この事業を選んだ理由をお聞かせくださいますか?
私は子育てをしながら、ビジネスに必要な資格を取得し知識を得てきました。この経験で気づいたのは、女性が子育てをしながら勉強することのハードルの高さです。子育て中は一人でする作業が多く、勉強を続ける難しさがあります。「子育てをしながら勉強を続けるには、環境作りが必要だ。役に立ちたい」との想いが高まり、研究を始めました。
——どのように複数の事業をこなしていますか?
Webマーケティングの仕事はライターを含めたチームで作業をこなし、会社の事業は夫と役割を分担するというふうに、人と協力して事業に取り組むのが基本です。空いた時間は研究テーマについて勉強をしたり、セミナーに参加したりしています。
——今後どのように事業を展開していきたいですか?
子育て中の女性が安心して勉強に打ち込めて、ゴールを達成できるような社会づくりに貢献したいと考えています。女性が子育てをしつつ勉強できる時間を確保すること、同じように頑張っている仲間と過ごせる快適な空間を提供すること、そのうえで人間関係を築くことが環境づくりに必要です。実現するためにまだまだ勉強することもたくさんありますが、学べる仕組みを作り、社会全体で頑張る女性を支援していきたいと思います。

子育て中のママが起業家として成功する秘けつとは
幸せに生きる決意が起業を後押しした
——起業にあたり家庭との両立に対する不安などはありましたか?
この先大丈夫かな、という不安はもちろんありました。けれども、私の根底にあったのは、不安な気持ちが強く精神的にどん底でも、環境を変えることによってうまく立ち回れるという考え方。たとえビジネスがうまくいかなくなっても、頑張って買った家を売ればいい。必ず幸せに生きていけると信じていたので、どのような苦労があっても乗り越えられると確信し、起業しました。
——ビジネスにおいて、旦那様とはどのような関係ですか?
主人は私にとって仲間のような存在です。2人で10年後のビジョンについて話し合うことも多いですし、何か確認できていないことも、空いた時間を見つけて話すようにしています。家庭も会社も2人で協力しながら育てている感じがします。
家庭と仕事を両立するコツは時間管理
——1日のスケジュールを教えてください。
基本的に6時半に起床して、8時に一番下の子どもを保育園に送ります。オフィスに着くのはだいたい9時です。予定がなければ、10時から17時まで作業をしています。その後子どもたちを学童保育所に迎えに行ったり、習い事に連れて行ったりします。保育園のお迎えは17時半ごろ。19時に夕食を済ませて、子どもたちをお風呂に入れて寝かせてから、自分の時間を過ごします。それがだいたい23時です。
——家庭と仕事の両立をするために工夫していることがあったら教えてください
5,6時間の間に「絶対やること」を決めています。日常のタスクや進捗管理に使っているのがNotion(ノーション)です。すごく使い勝手が良くて、会社用と、主人と私で共有するプライベート用の2本を使い分けています。

仕事と家庭の切り分けは重要 条件に合ったのはレンタルオフィスだった
自宅のホールから始まった私のビジネスライフ
——起業当時のオフィスはどこにありましたか?
最初は自宅がオフィスでした。家のホールに机を置き、子ども部屋の本棚にビジネス書を並べていました。子育てをしながら作業する必要があるので、自宅以外の選択肢はあまり考えていなかったと思います。
——なぜ自宅以外の場所にオフィスを構えようと思ったのですか?
私には子どもが3人いて、一番下の子が年長になったとき、それぞれに独立した部屋を使わせたいと思ったからです。また、家は仕事と切り離したいと強く思うようにもなりました。
どこに仕事場を置く? レンタルオフィスという選択肢
——和歌山県内でオフィスを探す場合、どのような選択肢がありますか?
不動産会社を通じて事務所を探す人がほとんどだと思います。私の知っている範囲では、和歌山県でコワーキングを探している人はあまりいませんでした。
——レンタルオフィスを選んだのはなぜですか?
企業様のメディアを直接扱う仕事のため、完全個室の部屋を希望していました。そうすると、コワーキングは不向き。レンタルオフィスを選んだのは、不動産会社の貸事務所よりも借りるハードルが低かったからです。

Re:ZONEKeySiteの活用度は広い スモールビジネスの拠点におすすめ
Re:ZONEKeySiteの魅力は自由度の高さ
——基本的にRe:ZONEKeySiteをどのように使っていますか?
Re:ZONEKeySiteは個室とコワーキングスペース、そして1階のカフェを利用できます。私は仕事内容によって各スペースを使い分けています。個室は作業場として使い、来客は基本的にコワーキングスペースまたはカフェで対応しています。コワーキングスペースとカフェは、気軽な会話をするのにぴったりです。
——これまでで、Re:ZONEKeySiteについてどのような感想をお持ちですか?
快適の一言です。完全個室のオフィスは、「私の部屋」という感覚で、誰にも邪魔されないスペースで、思いっきり仕事に集中できます。知り合いの間でRe:ZONEKeySiteの評判は良く、「綺麗なオフィスだね」「ふらっと立ち寄って作業できる気軽さがいい」と言われることが多々あります。
——ご自身では特にどの点が気に入っていますか?
自由に動ける点ですね。一人のときは個室でずっと作業できますし、商談や打ち合わせなど内容に応じてコワーキングスペースやカフェを使い分けられるため、柔軟かつ効率的に対応できます。KeySiteの会員でなくても、月4回コワーキングスペースが使えてビジターも呼べて助かっています。また、分かりやすいところにあるので、相手にアクセス方法を説明しやすいです。
自宅と仕事場を切り離すことによって得られるメリット
——オフィスを持ってから、生活にどのような変化がありましたか?
仕事と家庭の空間を切り分けたことによって、気持ちの切り替えが上手くできるようになりました。以前は仕事で必要なマップを寝室の横に置いていたのですが、寝る前にそれが必ず目に入ります。
そうすると、やり残している仕事のことが気になってしまって、寝つけないこともありました。また、自宅で作業していたときは、日によって作業時間を変えていたため仕事とプライベートの境がなく、それがストレスでした。
けれども、オフィスを持つことによって時間の区切りができ、自分の時間を確保しやすくなったのです。仕事で使っていた場所が空いたので、子どもたちのためにハムスターを飼うこともでき満足しています。
——Re:ZONEKeySiteのおすすめポイントがありましたらお願いします。
規模的にはスモールビジネスや一人で起業する方に向いていると思います。作業場と来客に対応するスペースが分かれている点もおすすめです。
子育てをしながら仕事場を自宅以外の場所に置くことにハードルの高さを感じる人もいるかもしれませんが、いずれ起業を考えているのなら、早い段階でオフィスを借りることを視野に入れた方がいいと思います。利便性の高いRe:ZONEKeySiteなら、自分の仕事のペースに合わせた使い方ができるでしょう。