近年、社会を変革するアイデアを実現するベンチャー企業やスタートアップ企業などが台頭しています。「私も世の中を変えてみたい!」と、起業に憧れを抱いている女性も多いのではないでしょうか?
ただ、どのような業種・職種で起業をすべきか、イメージが湧かない方も多いといえます。
そこで今回は、起業したい女性におすすめの業種・職種をはじめ、具体的な起業事例をご紹介します。起業の悩みを相談できる支援サービスや融資制度にも触れているので、ぜひ参考にしてみてください。
起業したい女性におすすめ業種・職種
どのような業種・職種で起業すべきか迷っている方も多いですよね。起業したい女性におすすめの業種・職種について理由とともにリストアップしてご紹介します。
業種・職種 | 内容 | おすすめの理由 |
児童福祉 | 小規模保育施設の運営や子育て情報誌の発行など | 子育ての経験を活かせる |
化粧品 | 化粧品の企画や販売、開発など | 化粧品を利用している女性ならではの視点を活かせる |
災害用品 | 災害用品の企画・販売・開発など | 災害時における女性の悩みから商品を企画できる |
シェアオフィス | キッズスペースのあるシェアオフィスを提供する | 育児と仕事の両立に悩んだ経験を活かせる |
ベビーシッター | インターネットからすぐにベビーシッターを手配できるサービスを提供する | 赤ちゃんを育てながら働くのが難しかった経験を活かせる |
美容サロン | エステやネイル、脱毛などのサービスを提供する | キレイになりたいという女性ならではの気持ちに寄り添える |
料理教室 | 料理の仕方やコツ、テクニック、レシピなどを生徒に教える | 主婦として料理を実践してきた経験を活かせる |
ここまでご紹介した以外にも、女性ならではの視点を活かせる業種・職種はさまざまあります。自分が暮らしの中で悩んだ経験に立ち返って、世の中で求められているサービスを立案してみましょう。
起業したい女性が知っておきたい起業の成功事例
女性が起業して成功した事例を知りたい方もいるでしょう。そんなときに参考になるのが、全国商工会議所女性会連合会の女性起業家大賞です。起業を成功させた女性起業家を顕彰して公開しています。
具体的な成功事例をいくつかピックアップしてご紹介します。
事例1.株式会社千空
株式会社千空は、化粧品の輸入・製造・卸売の事業を展開している企業です。
営業職や人材コンサルティング会社の経験を活かして、韓国やタイの化粧品輸入事業に着手しました。
「よい商品を安く」というコンセプトを掲げて化粧品を輸入したりECショップを運営したりすることで、創業から約3年でビジネスを確立することに成功しています。
参考:第21回女性起業家大賞 最優秀賞(全国商工会議所女性会連合会)
事例2.株式会社ケイリーパートナーズ
株式会社ケイリーパートナーズは、経理代行・バックオフィス支援、SNSマーケティング支援といった総合サービス業を展開している企業です。
「2時間で働こう」というテーマをもとに子育て中の女性を集めてアウトソーシングサービスを提供しています。
デジタル領域における女性ならではの寄り添いやチームワーク力を高度化しており、これからの成長性が評価されました。
参考:第20回女性起業家大賞 スタートアップ部門 奨励賞(全国商工会議所女性会連合会)
事例3.株式会社lojus
株式会社lojusは、美容品を中心とした製造・卸・小売の事業に取り組んでいる企業です。ECサイトで美容品のバイヤーとして働いていた経験とネットワークを生かして事業をスタートしました。
女性のデリケートゾーンやバストケア商品に着目して「MAPUTI」というブランドを展開。中国人のインバウンド客を通じて中国で人気を高めました。
現在は13か国で商品を販売しており、毎月シリーズの累計売上数が5~6万個に達するまで成長を遂げています。
参考:第19回女性起業家大賞 スタートアップ部門 特別賞(全国商工会議所女性会連合会)
起業で失敗する要因とは?成功させるための4つのポイント! | Re:ZONE
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起業したい女性が悩みを相談できる支援サービス
起業したいけれど、何から始めればよいのかわからなかったり、自分でもできるのか不安になったりして、実行に移せない方もいるのではないでしょうか。
そんなときは起業について相談できる支援サービスを活用してみましょう。
わたしの企業応援団
わたしの企業応援団は、起業したい女性を応援するための情報共有ネットワークです。経済産業省が2020年12月にスタートしました。
各都道府県で起業したい女性を支援している応援者の名称、HPリンク、ひとことメッセージなどをリストで確認できるようになっています。
起業の悩みを相談できる場所をスムーズに見つけられるので、モヤモヤとした気持ちを解消したい方は、ぜひチェックしてみるとよいでしょう。
セルフマネジメントとは?セルフマネジメントが求められる理由と向上させる方法 | Re:ZONE
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起業したい女性が資金調達に利用できる融資制度
起業したいけれど、まとまったお金が用意できず困っている方もいるかもしれません。ここでは、起業したい女性が資金調達に利用できる融資制度をご紹介していきます。
新規開業資金(女性、若者/シニア起業家支援関連)
新規開業資金は、日本政策金融公庫が女性の創業を支援する融資制度です。
7,200万円(うち運転資金4,800万円)を限度額として融資を受けられます。
資金の使い道は、新たに事業を始めるため、あるいは事業開始後に必要となる設備資金および運転資金です。
利用できる女性の条件は、新たに事業を始める方、あるいは事業開始後からおおむね7年以内の方となっています。
返済期間は、設備資金が20年以内、運転資金が7年以内です。
参考:新規開業資金 女性、若者/シニア起業家支援関連(日本政策金融公庫)
起業したい女性におすすめの仕事場
起業を始めるときには、働く仕事場を確保しなければなりません。ただ、資金が不足する立ち上げ段階では、広いスペースを確保したり、たくさんの設備を購入したりするのは、負担が大きいでしょう。
そこで、起業したい女性におすすめの職場として挙げられるのがレンタルオフィスです。
レンタルオフィスとは、ビジネスに必要なワークスペースを無理のない金額で確保できるオフィスサービスです。
インターネット環境やオフィス家具などが用意されているので、スムーズに起業をスタートできます。参考としてRE:ZONEというレンタルオフィスの概要をご紹介します。
Re:ZONE
Re:ZONEは、1部屋29,700円からビジネスに必要なプライベート空間を確保できるレンタルオフィスサービスです。
敷金や礼金、家具代、インターネット利用料金は必要ありません。初期費用を抑えられるので、起業時の負担を減らしやすくなっています。
共用部に数多くの防犯カメラを設置しているだけでなく、入室管理にはスマートロックを採用しています。セキュリティ環境が整っているので、女性でも安心して働けるでしょう。
定期借家契約のレンタルオフィスであり、一般的なオフィスと同様に融資や免許も受けられます。起業をするときの資金調達もスムーズに進めやすいです。
オフィスの内装については内覧でご確認いただけます。下記のリンクから申し込めるので、気になった方はぜひ内覧を予約してみてはいかがでしょう。
まとめ
今回は、起業したい女性におすすめの業種・職種をはじめ、参考になる起業事例や支援サービス、融資制度などをご紹介しました。
化粧品や美容サロン、ベビーシッターに関するサービスなど、女性の視点を活かせる仕事はたくさん存在しています。
支援サービスや融資制度、レンタルオフィスなどを有効活用して、起業にチャレンジしてみましょう。