助成金とは?補助金とはどう違うの?
助成金や補助金は、いずれも国や地方自治体といった公的機関が提供している支援です。しかし、このふたつには大きな違いがあります。自分が求める支援を受けるためにも、助成金と補助金の違いを把握しておきましょう。助成金とは
助成金とは、国や地方自治体などが提供している資金面での支援制度です。さまざまな種類の助成金がありますが、なかには、新しい事業やビジネスを軌道に乗せるためのサポートを目的とした助成金もあります。 助成金の財源は公的資金であるため、だれにでも無条件で支給されることはありません。所定の条件を満たしたうえで自ら申請を行う必要があり、審査が行われることもあります。ただし、基本的に助成金は受給要件さえ満たしていれば、受給できる可能性が高いでしょう。助成金と補助金の違い
補助金も公的資金を財源とした支援制度ですが、要件を満たせば受給できる可能性が高い補助金とは異なり、受給できないことも多々あります。 補助金はあらかじめ予算や採択件数などが決められていることが多く、応募件数が採択件数を上回った場合は、審査によって支給先が絞られるためです。 仮に採択件数50件の補助金があるとして、100社が応募した場合、50社は審査に落ち補助金が受給できません。そのため、申請時に自社が補助金を受ける必要性をアピールする必要があります。 なお、助成金と補助金が明確に分けられていないケースもあるため注意が必要です。補助金のような特徴をもつ助成金も存在するため、制度の要件をよく確認しましょう。会社設立時に知っておきたい助成金や補助金の一覧
ここからは、会社設立時に知っておきたい助成金や補助金を紹介します。役立ちそうな助成金や補助金がないか、チェックしてみてください。創業補助金・事業承継補助金
創業補助金、事業承継補助金は、新たに事業を始める人や、前の経営者から事業を引き継いだ人を対象とした補助金です。いずれも中小企業庁が窓口となります。支給額は以下のとおりです。創業補助金(補助率1/2以内) | 外部資金調達なしの場合50万円以上100万円以内、ありの場合50万円以上200万円以内 |
事業承継補助金(補助率2/3以内) | 事業所や既存事業の廃止や集約を伴わない場合:100万円以上200万円以内、伴う場合100万円以上500万円以内 |