起業、経営で事業を成功させるには入念なビジネスモデルの構築が不可欠です。ビジネスモデルが明確になっていないと、思うように収益が増えません。今回はビジネスモデルとは何かがわかるように、概要をはじめ3つの要素、種類、作り方、フレームワークなどを簡単に解説します。ビジネスモデルを実行するためのおすすめのワークスペースも紹介しているので、必要に応じて利用を検討してみてください。
ビジネスモデルとは?
ビジネスモデルとは、個人事業主や企業が顧客に価値を提供して、対価となる収益を生み出す仕組みです。
まずは、ビジネスモデルについて概要を把握できるように、3要素、種類、具体例などをご紹介します。
ビジネスモデルの3要素
ビジネスモデルの要素は主に利便性・実現性・継続性に分けられます。
商品やサービスを利用してもらうには顧客から利便性を感じてもらう必要があります。不便な商品やサービスに大事なお金を払う顧客はいません。
利便性が高くても実現できなければ商品やサービスを世に送り出せません。技術や開発環境、スキルのある人材、潤沢な資金などが必要です。
原材料費や人件費などが高まると赤字になるため、ビジネスを継続するのが困難になります。安定的に継続できなければ、経営者・労働者ともに大きな損失を被るでしょう。
ビジネスモデルの種類
ビジネスモデルにはさまざまな種類があります。
たとえば最近では、Web広告のビジネスモデルが主流です。
WebサイトやSNSツールなどには多くの人々がアクセスします。アクセスが多い媒体に広告を露出することで、商品やサービスを効率的に宣伝できる仕組みです。
アクセス数が多いコンテンツを立ち上げることができれば、Web上で広告依頼を受けて収益を高められます。
そのほか、サブスクリプションモデルも急激に広まりました。サブスクリプションモデルは、サービスの利用に対して月額料金を支払ってもらうビジネスモデルです。
動画配信サービスや家具のレンタルサービス、おかしの定期配送サービスなど、あらゆる業界で導入されています。
低価格でサービスを利用し放題という魅力が利用者の心をつかんでいるのでしょう。
ビジネスモデルの具体例
ビジネスモデルの具体例としてはAmazonアフィリエイトがあげられます。
Amazonに出品されている商品を自分で運営しているブログで紹介して、読者が商品リンクを介して実際に購入した場合、販売成果に貢献した対価として報酬が振り込まれる仕組みです。
Amazon側としては膨大な商品を自社で宣伝する必要がなく、広告を自動化することに成功しています。
ただ、ブログの信頼性が低い場合は読者に購入トラブルをもたらすリスクが高まります。
そのため、Amazon側では商品を紹介するブログについて厳格な審査を行っており、審査に通過しなければ報酬は発生しない仕組みです。
ビジネスモデルの作り方
ビジネスモデルの作り方はシンプルであり、世の中に存在しない価値を生み出すことです。
世の中には人々からニーズがあっても、商品やサービスが社会に出回っていないことがあります。
競合他社が参入していない商品やサービスを考えれば、多額の収益を発生させられるかもしれません。
一から新しいビジネスモデルを作るのが難しい場合は、既存ビジネスにオリジナリティを加える方法もあります。
たとえば、マッチングサイトというビジネスモデルに婚活ビジネスを組み合わせたことで、人々が気軽にパートナーを見つけられる時代となりました。
マッチングサイトにほかのビジネスを組み合わせることで、これまでにないマッチングサービスを生み出せます。
アイデアが思い浮かばない場合は、既存ビジネスをベースに新たなモデルを検討してみるとよいでしょう。
ビジネスモデルのフレームワーク
ビジネスモデルを作るときにはフレームワークも役立ちます。
たとえば、ビジネスモデルを作るときのフレームワークとして、ビジネスモデルキャンバス
が挙げられます。ビジネスの構造を設計図のように視覚化したフレームワークです。
ここではビジネスモデルキャンバスのフレームワークについてご紹介します。
ビジネスモデルキャンバス
ビジネスモデルキャンバスは9つの要素で構成されています。
要素 | 内容 |
顧客セグメント(CS:Customer Segments) | ビジネスで価値を提供する顧客対象 |
価値提案(VP:Value Propositions) | 顧客に提供する商品、サービスなど |
チャネル(CH:Channels) | 商品やサービスの販売チャネル、流通、サポート、販促手段など |
顧客との関係(CR:Customer Relationships) | 対面や電話、オンラインなど顧客と関わるときの手段 |
収益の流れ(RS:Revenue Streams) | サブスクリプションやオークションなど課金形態や課金メニューなど |
リソース(KR:Key Resources) | 価値を提供するために必要な資材、機械、人材、知的財産など |
主要活動(KA:Key Activities) | 価値を提供するのに求められる製造や市場分析、採用といった活動 |
パートナー(KP:Key Partners) | ビジネスを実施するときの協業相手、サプライヤー |
コスト構造(CS:Cost Structure) | ビジネスを実施するときに発生する人件費やマーケティング費、運送費など |
ビジネスモデルキャンバスのフレームワークでは、それぞれの要素を1つのシートに上記の順番でまとめます。
ビジネスモデルキャンバスは、関係者とビジネスについて認識を共有するのにも役立ちます。ビジネスの理解を得るうえで作成して損はないでしょう。
事業を実際に立ち上げた場合は、仮説・検証を繰り返してキャンバスを更新することで、ビジネスモデルを発展させることも可能です。
ビジネスモデルを実現するにはレンタルオフィスもおすすめ!
ビジネスモデルの作り方をお伝えしました。ビジネスモデルで決めるべき内容として職場も欠かせません。ビジネスモデルを実行するには、最低限のオフィスワークが必要になるからです。
その点、ビジネスモデルを実現するにはレンタルオフィスがおすすめできます。
レンタルオフィスはビジネスに必要不可欠な作業スペースを借りられるオフィスサービスです。
参考にRe:ZONEというサービスをご紹介します。
Re:ZONE
Re:ZONEは、1部屋27,500円からビジネスモデルの実施に必要な最低限のワークスペースを借りられるスモールレンタルオフィスです。
敷金や礼金、家具代、インターネット利用料などが不要であり、初期費用を抑えてビジネスモデルを実施できます。
防犯カメラの設置やスマートロックでの入室管理にも対応しており、セキュリティ環境も良好です。情報漏えいや不審者トラブルなどの対策をビジネスモデルに盛り込みたい場合にも適しているでしょう。
広さや家具、装飾、雰囲気、レイアウトなどについては内覧でご確認いただけます。ビジネスモデルにふさわしい環境かじっくり見極めたい方は、下記の予約フォームから内覧をご予約ください。
まとめ
ビジネスモデルの概要や要素、種類、具体例、フレームワークなどをご紹介しました。
ビジネスモデルは今後も新しい種類が増えていく可能性があります。最新のビジネス動向を把握しながら、個人・自社の強みを生かせるアイデアを考えてみましょう。
ビジネスモデルに必要な職場の確保に困ったら、今回紹介したようなレンタルオフィスもぜひ活用してみてください。