起業で失敗する原因は?
起業に失敗する主な理由として、3つの要因が挙げられます。起業したばかりのころは特に起こりやすいので、注意が必要です。【原因1】資金不足
起業には、家賃や人件費、設備費、会社を運営するために必要なランニングコストなど多くの費用が必要となります。予想していたより出費が多くなり、資金が不足して失敗にいたることが少なくありません。 資金計画があいまいになると、何にいくら使って良いか分からず、資金不足に陥りやすくなります。資金不足が続くと、経営がうまくいかないだけでなく、給料や家賃、光熱費などが滞ってしまい、やがて廃業となるでしょう。 起業で失敗しないためには、開業までにどのくらいの費用が必要か、売上が立つまでの当面の運転資金はどのくらいあれば良いかなど、資金面について事前にきちんと考えておくことが重要です。【原因2】メンバーの不一致
複数人で事業を進めていく場合、メンバー間での意識共有がとても重要です。 しかし、事業を進めていくと、その方向性や利益分配などに関して、メンバー間で意見の不一致や衝突が起きることがあります。これを解決することができず、組織から人が離れたり、廃業したりする事例もめずらしくありません。【原因3】身の丈に合わない事業拡大
事業が軌道に乗ってくると、さらなる事業拡大を狙って資金を投入したり、融資を受けたりする機会もあるでしょう。 事業の成長は望ましいことですが、調子が良いときに次々と事業を拡大すると、失敗したときのダメージも大きくなってしまいます。 いったんビジネスを拡大してしまうと、取引先との契約などの関係で、すぐに規模を縮小できないこともあります。 事業拡大する際は、冷静に現在の状況や考えられるリスクなどを十分に検討することが大切です。起業の成功率を知ろう!
「起業しても失敗する確率は高いのではないか」と思われている方も多いかもしれません。しかし実は、存続する会社の方が多いのです。
中小企業庁がまとめた資料によると、起業から5年後の生存率は8割を超えています。この数字から、しっかりと準備をして起業すれば、すぐに失敗する可能性は低いと考えて良いでしょう。
出典:「2017年度中小企業白書」(中小企業庁)起業が成功する要因とは
立ち上げた事業を成功させるためには、何が必要なのでしょうか。起業を成功させた人に共通するふたつの要因について解説します。人脈が広い
起業するときは自分ひとり、あるいは共同起業であってもごくわずかなメンバーしかいません。仲間がいないと、意欲が減退してしまうことがあります。 モチベーションを維持するためには、同様に起業を目指す、起業した経験のある仲間を増やすことです。互いに応援し合ったり、協力し合ったりすると、大変なことがあってもモチベーションを維持しやすくなります。 また、人とのつながりから、新たなビジネスが生まれることも多いです。人脈が増えるとチャンスも広がるので、成功する可能性も高まるでしょう。少額からはじめている
成功する人の多くは、最初から多額の資金を投じているわけではなく、少額からはじめています。もちろん起業する分野や事業にもよりますが、最小限の資金ではじめた方がリスクを抑えられます。副業のように、まずはお試し感覚ではじめてみるのもひとつの方法です。まずは失敗するという前提で小さくはじめてみて、黒字を出せるかどうか検証してみましょう。 実績が積み上がってから、本格的に起業する形にすれば、失敗する可能性も低くなります。失敗を避けよう!起業を成功させる4つのポイント
せっかく起業するなら、失敗は避けたいものです。起業を成功させるために、心掛けておきたい4つのポイントについて解説します。




