—Web制作で独立した経緯をお聞かせいただけますか?
もともとスポーツメーカーで、パンプスなどの企画開発の仕事をしていました。フリーランスになろうと思ったのは、仕事の時間を自由に決められるようにしたかったからです。知り合いに相談したところ、「デザインをするならWeb制作がいいんじゃない? そういう人が身近にいてくれると助かるな」と言われて、「やってみようかな」と思い、この道に入りました。
2005年に会社をやめた時はWEB制作の知識は全くありませんでした。そこでWebデザインの勉強をしながら知り合いのサロンのWebサイト制作を手伝うようになり、案件をいただく機会が少しずつ増えていって、2007年に開業届を出しました。独立したといっても最初からしようと考えていたわけではなく、仕事のお声がけをいただいて、それで生活できるようになってきたので、やってみようかなと思ったのが始まりです。収入には波がありますが、時間を自由にやりくりできたり、やりたい仕事を選択できたりするのが、自分に合った働き方だと思っています。
—Web制作の他にもやってみたいことなどはありますか?
表情筋トレーニングのインストラクターをやっていきたいと思います。実は、セルフマッサージ&トレーニング法の美顔率インストラクターの資格を持っているんですよ。表情筋のセルフトレーニングは、もともと自分のためにやるつもりでした。実際に自分でやってみたら、7か月くらいで「変わったね」と言われることが多くなり、「これは他の人にもぜひ知ってほしい」と思い、ビジネスとしてやっていきたいと考えるようになりました。
—美顔率の資格取得後トレーナーとして活動はされたのでしょうか?
貸会議室などを利用して、単発的にやっていました。顔のセルフトレーニングは継続することによって効果が出るので、1回きりのレッスンでは意味がないのですが、貸会議室では継続して教えられる環境を提供できませんでした。その理由として挙げられるのが、コストの問題です。貸会議室の場合は、事前に会場を押さえないと難しいので、生徒さんがゼロでもコストが発生します。ある程度の人数が集まると想定できていれば問題ありませんが、私の場合は何人集まるのかが分からないうえ、移動時間のことを考えると継続することは難しいと感じました。Web制作の仕事もありますからね。貸会議室では難しいので自宅でやっていた時期もありました。けれども、新規の方にとって自宅となると訪問しにくいのかなと思いながら自宅で美顔率のサロンを続けていました。
—活動の拠点をご自宅から事務所に移そうと思ったのはなぜでしょうか?
最初から事務所を探すつもりはなかったんです。けれども、表情筋トレーニングを本格的にやりたくなり、Web制作と両立させるには、自宅よりもオフィスを一つ持ってやった方がいいなと思うようになりました。Web制作と表情筋トレーニングが同じ場所でできた方が柔軟に対応できますよね。Webの仕事を直前までやっていて、時間になったら表情筋トレーニングの生徒さんに指導するといったように。Webの制作は自宅で表情筋トレーニングは他の場所としてしまうと、移動に時間がかかりスケジュールの調整が難しくなります。
—どのようにしてRe:ZONEを知ったのでしょうか?
事務所を探している時に知りました。最初は普通に賃貸オフィスを探していたんです。けれども、事務所を借りるとなると、初期費用ですでに予算をオーバーしてしまうので、コワーキングスペースにシフトしていろいろと見ていました。コワーキングスペースは値段的にはよかったものの、共有スペースでお客さんに対応しなければならないのがネックでした。Web制作でお客さんと話をするにしても、表情筋トレーニングの生徒さんの指導にあたるにしても、誰かが周りにいるとやりにくいですよね。加えて、会議室を借りると料金が発生しますし。
個室のオフィスでいつでもお客さんに対応できる方がいいと思っていた時に、偶然広告で知ったのがRe:ZONEさんだったんです。確か新たに元町に来るといったような内容だったかな。初期費用がかからず値段も手頃で、窓もある。私、窓は絶対に欲しいと思っていたんです。理由はいくつかあるのですが、まず自然光が入ると部屋が明るくなるので快適に過ごせます。また、精神的にリフレッシュできて、集中力を維持しやすいんです。これはいいかもと思い、見学の予約をしました。
—最終的にRe:ZONEにしようと思った決め手は何だったのですか?
実際に部屋を見たところ、お客さんが1~2人来るにはちょうどいい広さですし、(元町)駅からも近い。窓のある部屋で、しかもネイルサロンのような店舗として利用可能と聞きました。値段も予算内ですし、これほど条件に合ったところはない、と思ったのが決め手になったのかなと思います。
—実際にご自身のオフィスを構えることで、仕事に変化はありましたか?
そうですね。仕事をテキパキとこなせるようになりました。仕事をする専用の場所があるというだけで、仕事がはかどります。オフィスに来たら仕事をするといったように、スイッチが切り替わるんですね。自宅にいると、どうしてもダラダラしてしまい、追い込まれなければやらないみたいになっていましたから。
自宅の場合、仮眠を取ろうと思ってソファにゴロンと横になると、普通に寝てしまうんですよ。けれども、オフィスだと「15分くらい仮眠を取ろう」と決めると、ちゃんとその時間に目が覚めて、作業を再開できるんです。
あとは、オフィスがあるとお客さんに来てもらいやすくなり、以前よりも話が早くまとまるのを感じています。何年も前から借りていたら、もうちょっと案件をこなせていたかもしれないと思うことがありますね。Re:ZONEさんに出会っていなかったら、貸会議室と自宅を行き来して思うように案件をこなせないことにストレスを感じながら、事務所を探していたでしょうね。仕事場があるって本当に大切です。
—Web制作において来店型のオフィスを持って良かったなと思われる点はありますか?
Web制作の打ち合わせはオンラインでも可能ですが、私はオンラインがあまり好きではなくて、打ち合わせも対面ですることが多いんです。対面の方が、話が早いような気がするので。最初の打ち合わせは、クライアントに会いに行くんですよ。その後オンラインでのやり取りが始まるケースが多いので、オフィスを構えたおかげでこちらから出向く手間もはぶけました。
私はクライアントと話をする時に、専門用語を避けて、できるだけ噛み砕いて説明するよう心がけています。実際にお会いしてお話をすると、噛み砕いて説明する程度や、クライアントの反応からこちらの説明が伝わっているかどうかを把握し、情報の共有がしやすいと思います。よくクライアントから「説明がとても分かりやすい」と言われるのですが、対面でのコミュニケーションを心がけているからかなと思います。
—「こんなサービスがあったらいいな」と思う点はありますか?
ここにもう一つフロアあって、コワーキングスペースのような共有スペースがあったらいいなと思います。理由は、できるだけ効率良く作業をしたいから。集中力が途切れたら、共有スペースのカフェで作業をするというようにできたらいいなと思います。
交流会を開催しているコワーキングスペースも多いですよね。Re:ZONEさんでもそうした交流会があったら参加したいなと思います。他に借りている方とすれ違う時はあいさつをするのですが、みなさん忙しそうで、話しかけるタイミングがなかなか見つからなくて。もし時間があったら、いろいろと情報交換してみたいです。
共有スペースにコーヒーを飲みながら雑談できる設備があれば、やりやすいかなと思います。
—事務所を探しているお知り合いがいたら、どのようにRe:ZONEを紹介しますか?
「こぢんまりとしたお店を持ちたいなら、Re:ZONEさんは絶対におすすめ!」と言いますね。レンタルオフィスでありつつも店舗型として使えますし、値段は手ごろでアクセスもいい。家具など仕事に必要なものを持ち込むこともできますし。あと、住所も使えますのでお客さんとやり取りする時もオフィスを構えていることを伝えられます。Re:ZONEさんなら普通に店舗を借りるよりもずっと少ない資金でお店を持つことができるので、店舗を借りることが経済的に難しいと諦めていたのなら、Re:ZONEさんで部屋を借りて夢をかなえてほしいです。特に、私のように複数の仕事を並行してやりたいと考えているのなら、オフィスがあった方が絶対に仕事ははかどります。
※美顔率:魅力的な顔には黄金比率があることを前提に、顔を黄金比率に近づけることを目的とした表情筋のセルフマッサージ・トレーニング手法のこと。
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