内見は物件を借りる際、ミスマッチが起こらないように実際に物件の内部を確認する行為です。一人暮らしでアパートを借りる際、内見で物件を恐る恐る確認した方もいらっしゃるのではないでしょうか。内見を行う際はいくつかポイントがあり、事前に理解しておくとスムーズ、そしてトラブルなく物件を借りて利用できるようになるでしょう。今回はオフィスを借りたいと思っている方へ向けて、オフィス内見の際チェックしておきたいポイントをご紹介していきます。
Webの情報だけだとトラブルが起きるかも!内見で安全なオフィス契約を使用
現在ではWeb上でオフィスとして使えそうな賃貸を探し、簡単に契約ができるようになっています。ただしWeb上だけでオフィスの情報を調査して借りようとするのは危険です。実際に物件を確認しないと、分からないところもたくさんあります。たとえばエリア周辺の雰囲気。実際に物件へ訪れてみると周囲がうるさい、近くに交通手段がなくて足を確保しにくい、といった点に気付く可能性があります。物件情報だけでは細かいエリア周辺の雰囲気まではつかみにくいです。また防音性に関しても気になるところです。意外と自分たちの出した音が外部へ響く、あるいは上の階の音がこちらへ響きやすいといった状況になっているかもしれません。賃貸の素材や設備などで防音性はある程度分かりますが、実際にどうなっているかはテストしてみないと判断しにくいです。上記以外にも気を付けたいポイントはたくさんあります。次の章から順序だててご紹介していきます。完全個室かもチェック!オフィスを借りるときの内見ポイント

チェックリストを持っていく
まず前提として、チェックリストを持っていくと安心できます。これからご紹介する内容はそれなりに多いので内容を簡単にチェックリストへまとめておき、クリアしていれば都度チェックマークで消し込んでいく、という方法で確実にチェックができるとよいでしょう。紙でもアプリで制作したものでも構いません。空いている時間にチェックリストを作成していつでも内見へ行ける準備をしておいてください。交通アクセス状況を確認する
シェアオフィスとして通勤が発生するわけですから、自分以外の従業員がいる場合も含めて交通の便を確認しておく必要があります。出張といった外出の必要性がある場合は、出先へのアクセスも確認しておきましょう。・ある程度納得できる時間内に出勤が済ませられるか・近くにバスや鉄道といった移動手段はあるかといった点を確認できると安心です。物件の内見では物件だけでなく、周辺状況まで確認する必要があります。周辺の店舗をチェックする
シェアオフィスに訪問する顧客が多いといった状況では、周辺に店舗があるかどうかも重要です。顧客が時間を効率よくつぶすために必要になります。たとえばカフェが数店舗あれば、顧客はそこでコーヒーを飲みながら商談のチェック等ができます。また従業員も周辺に店舗があれば、気分転換で出かけたりといったことができるので便利です。福利厚生面からも周囲に店舗があるのかはよく確認しておいてください。内部のセキュリティを確認
オフィスでは機密情報を扱いますから、トラブルがあった際にも被害を最小限に抑えられるようセキュリティをしっかりチェックしておきましょう。・防犯カメラが必要な箇所へ設置されているか・スマートロック対応の物件であるかといった点をチェックしてセキュリティ性を判断する際の参考にしてみてください。もしセキュリティ面で不安がある場合は、自社でスマートロックを購入して設置するといった手間が掛かります。ただし物件を故意に改造し過ぎると規約違反になる恐れもあるので、契約時のルール内で行いましょう。ちなみに完全個室かもチェックしてみてください。完全個室でないと外部の声がこちらへ聞こえたり、逆にこちらの声が外部へ聞こえたりとセキュリティ上よろしくないトラブルが起きるケースもあるからです。設備状況を確認
Web上の情報を見ただけでは、実際にどんな設備が用意されているのか分からないケースもあります。ですから内見ができた際は、細かく設備状況を確認して借りる際の参考にしてみてください。・机や椅子が必要な分用意されているのか・Wi-Fiは複数人でアクセスしても快適に使えるのか・空調はきちんと効くようになっているかといった点を確認できると安心です。ちなみに完全個室でないと、空調が自由に設定できないといったデメリットがあります。料金体系を細かく確認する
Web上の情報だけで料金の判断を行うと、もしかしたら「実は初期費用が思ったより必要だった」というようなトラブルに見舞われるかもしれません。ですから内見に同行してくれた担当者などへ料金体系を確認して、安心してオフィスを借りられる状況を作ってみてください。分かりやすい月額費用だけでなく、・敷金・礼金・工事費・家具代・原状回復費といった費用が物件に関しては掛かる可能性があります。内部のスペースを確認する
実際にオフィスを利用する際は、自社で必要な設備を搬入して準備を行うでしょう。その際に無駄なスペースが発生しないか、またスペースが不足しないかといった点でも物件を内見してみてください。たとえばオフィスにおいては、まったく使っていない「デッドスペース」が発生する可能性があります。デッドスペースが発生するとその分無駄に賃貸料金を支払ってしまうリスクがあります。ですからなるべくデッドスペースができないように、そして従業員の動線が邪魔されないようスムーズに動けるスペースを確保して業務へ臨めるか確認しておきましょう。運営会社の対応を確認する
Web上の情報だと運営会社の対応方法や質などは判断しにくいです。会社の口コミ情報を見れば顧客とどんなトラブルがあったのかなどを判断はできますが、実際に自分がどう感じるのかは別問題です。ですから内見時は物件だけでなく、賃貸の運営会社に関しても探りを入れるような気持ちで確認を行ってみてください。・こちらの質問へ滞りなく受け答えしてくれるか・動作に無作法なところはないか・こちらの意見をヒアリングして物件のよい点・悪い点を言ってくれるかといった点で確認できると質を見極めやすいでしょう。入居者情報を確認する
プライベートで生活用の賃貸を借りる際は、個人情報に関係するため周辺の細かい入居者情報が分かりづらい可能性があります。ただしビジネスオフィスの場合は別です。信頼性確保のために多くの企業は情報をオープンにしていると思うので、オフィスを借りる際もどんな企業が入居して業務を行っているのかチェックしておきましょう。仮に同業他社が複数入居しており借りづらい場合は、無理に借りようとせず他の物件を当たってみるのも有効です。郵便受けやドア前などで会社情報は判断できるでしょう。完全個室で集中できる!Re:ZONEのレンタルオフィスを使ってみよう

まとめ
