近年、オフィスを貸してもらう方法が多様化しており、自分に適したオフィスが見つかりやすくなっています。今回は貸しオフィスの概要をはじめ、オフィスを貸してもらう代表的な方法を詳しく解説していきます。おすすめの貸しオフィスも紹介しているので、気になった方はぜひ利用を検討してみてください。
貸しオフィスとは?
貸しオフィスとは、正確な定義が定まっているわけではありませんが、ビジネスに必要なスペースを貸し出すサービスの総称だといえます。
従来のオフィススペースを利用するには、住居と同様に賃貸の仕組みで貸してもらう方法が主流でした。いわゆる賃貸オフィスです。
家主に毎月家賃を支払う代わりに事務所としてスペースを利用させてもらう仕組みです。
最近では、オフィスを貸してもらえるサービスとしてレンタルオフィスも注目されています。
賃貸契約を締結するのとは違い、サービス利用料を毎月支払うことでオフィスを利用可能です。中には定期借家契約に対応したレンタルオフィスもあります。
そのほか、他社と仕事場を共有して利用するコワーキングスペースというサービスも登場しました。
このように貸しオフィスの種類は増えてきており、オフィススペースを貸してもらう点は同じですが、サービスの内容は細かく異なってきます。
利用する貸しオフィスの契約形態を理解したうえで、適切なオフィスを探していくことが今後は重要となってくるでしょう。
オフィスを貸してもらう代表的な方法
オフィスを貸してもらう代表的な方法として、賃貸オフィスやレンタルオフィス、コワーキングスペースなどを取り上げました。ここからは、それぞれの方法についてさらに詳しく解説していきます。それぞれの違いをぜひ比較してみてください。
方法1.賃貸オフィス
賃貸オフィスは、あくまでオフィス空間を貸してもらうだけのシンプルな契約方法です。オフィスの内装や設備などは自社で整備していかなければなりません。
社員が働きやすい環境を自社の方針で整備できます。自社のブランドに応じたオフィスをデザインしたり、社員の負担が少ないデスクやチェアーを導入したりできます。
ただし、内装や設備に関するコストは自社で負担することになります。環境を整備するまでに一定の時間がかかる点も把握しておきたいところです。
方法2.レンタルオフィス
レンタルオフィスは、オフィス空間を貸してもらうだけでなく、すでに整った内装や設備をそのまま利用できるサービスです。
また、サービスオフィスという名称で呼ばれることもあり、独自のサービスを提供しているケースも珍しくありません。
たとえば、受付や秘書、清掃などのサービスまで対応してくれるレンタルオフィスもあります。自社に適したサービスを提供しているレンタルオフィスを選択すれば、コアビジネスにも専念しやすくなるでしょう。
方法3.コワーキングスペース
コワーキングスペースは、英語でCo-working spaceとあらわされ、共同で働く空間という意味をさします。
さまざまなバックグラウンドを持つ方と一緒に同じ場所で仕事を行います。
利用者同士がお互いに刺激を与えあうことで、ビジネスに役立つ情報が得られたり、あらたなアイデアが生まれたりするケースもありえます。
オープンな職場を探している方には、とても魅力的な貸しオフィスの形態だといえるでしょう。
オフィスを貸してもらえるおすすめサービス
オフィスを貸してもらえるサービスがさまざまあり、どれを選ぶべきか迷ってしまう方もいるかもしれません。参考としてオフィスを貸してもらえるおすすめサービスをご紹介していきます。
おすすめ貸しオフィス1.Re:ZONE(リゾーン)
Re:ZONE(リゾーン)は、1部屋29,700円から完全個室のプライベート空間を貸してもらえる貸しオフィスサービスです。
保証金や礼金が0円であるほか清掃費のみで退去でき、入退去にともなう負担も少なくなっています。
レンタルオフィスといえども、定期借家契約を前提としたサービスであり、融資や免許を受けられるのも魅力的です。
オフィスの内装は、ホワイトカラーをベースとした空間とブラックカラーの家具が調和しており、エレガントな雰囲気を醸しています。オフィスの使い心地を確認したい方は、ぜひ内覧を検討してみてください。
おすすめ貸しオフィス2.Business-Airport(ビジネスエアポート)
Business-Airport(ビジネスエアポート)は、抜群のアクセスと立地に強みを持つ貸しオフィスサービスです。
東急不動産株式会社が100%出資するライフ&ワークデザイン株式会社がサービスを提供しています。
東京都内のさまざまな主要エリアに拠点を構えており、具体的には丸の内や日本橋、青山、目黒などでオフィスを展開しています。都内でオフィスを貸してもらいたい方にピッタリのサービスです。
家具が備わっている専有スペースをはじめ、さまざまな用途で利用できる共用ラウンジ、利用人数に応じて活用できる会議室なども利用できます。ビジネスのさまざまなニーズに柔軟に対処できる点が魅力といえるでしょう。
おすすめ貸しオフィス3.WORK COURT(ワークコート)
WORK COURT(ワークコート)は、さまざまなビジネスシーンに応じて利用エリアを変えられる貸しオフィスのサービスです。
渋谷エリアにあるWORK COURTは、全10階層のビル一棟をまるごと使用したワークスペースであり、単なるコワーキングスペースではなく、会議室やキッチンエリアなどの充実した環境を整備しています。
階層によってオフィスのレイアウトが異なるので、選び分ければ常に新鮮な環境で仕事に専念できるでしょう。
すべてのフロアで飲み物を飲むことができ、食事は2Fと5Fで済ませられます。貸出備品の種類も豊富で、文具類をはじめホワイトボードや名刺スキャナー、外付けドライブなどを無料で利用可能です。
おすすめ貸しオフィス4.Regus(リージャス)
Regus(リージャス)は、世界最大手のレンタルオフィス運営会社「リージャス」が展開する貸しオフィスのサービスです。
リージャスは、世界120か国で3,400拠点のレンタルオフィスを展開しており、国内の拠点数は170拠点以上に及んでいます。
都市を代表するシンボルタワーやハイグレードなビルのレンタルオフィスを利用できるので、自社の信頼度を高めるのにも有効活用しやすいでしょう。
敷金や礼金が不要なほか、内装やインターネット環境といった設備も完備しています。受付や秘書代行サービス付きのオフィスも提供しているので、人件費を削減したい方にもおすすめです。
まとめ
以上、貸しオフィスの概要をはじめ、オフィスを貸してもらう代表的な方法やおすすめオフィスをご紹介しました。
オフィスを貸してもらう方法にはさまざまな種類があり、今後のビジネスを展開するときに検討したい方法も見つかったのではないでしょうか。
今回紹介した貸しオフィス以外にもさまざまなサービスが登場しつつあります。自分に適したオフィスを見つけて貸してもらうとよいでしょう。