セカンドキャリアで選んだのはIT企業の経営者!

これまでのご経歴を教えていただけないでしょうか?

大手広告代理店に長年勤め、2019年9月に早期退職しました。その後北九州市の小倉に住む知り合いから、「新規事業のコンサルタントとしてスタートアップの仕事を手伝ってほしい」と声がかかり、大阪から通うようになったのです。それからいろいろな会社に関わり、最終的にスタートアップの役員から、代表となり現在に至ります。

株式会社DigiDock Consulting(デジドックコンサルティング)設立の背景やプロセスをお聞かせください。

小倉で知り合った方が2人で起業した会社に役員としてジョインしました。諸事情で1人抜け2人になった時期もありましたが、現在は私を含む4人の役員で株式を均等に持ち合い、各自が異なる専門性を活かして事業を展開しています。

どのような事業を展開されていますか?

メインは、ITコンサルティングや新規事業のコンサルティングです。現在は、コンサルティング業と並行して、パソコンの中に入っているCPUやGPUといったプロセッサ技術の開発をしています。

他社にはない強みや、他社との差別化ポイントは何でしょうか?

異業種出身の4人が集まったことが強みであると思います。それぞれが業界の最前線で活躍し、その中で大企業と取引するうえでのルールを学び、管理職も経験しました。各専門領域における知識と経験から、お客様に幅広いアドバイスやアイデアを提供できます。

共同で会社を経営することの良い点は何ですか?

自分の知らないことを聞きやすい、そして4人で前に進める点です。1人の強いリーダーについていくのではなく4人で共に歩むスタイルは、会社というチームの中で長年仕事をしてきた自分に合っています。創業以来、困ったことがあったら相談し合う関係を保つことができ、業界トップクラスのスキルを持つ者同士が身近にいるのは心強いです。

事業を通じて実現したいことや将来の展望は何でしょうか?

IT技術をもっと発展させて、その発展によって誰もが自由に選択ができる世の中を作りたいと考えています。日本国内だけでなく世界規模で実現するのが理想ですね。多くの人々にいろいろな選択肢を提供できる社会の実現に向けて、手始めに省電力・高精度のプロセッサの開発を進めていければと思います。
セカンドキャリアを踏み出すきっかけとなった出会い

なぜ退職後に事業を始めようと思ったのですか?

50歳の時に、「60歳までに社会生活をどのように仕上げるべきか」と考えたことがありました。たまたま70代の紳士と話す機会があり、自分の年齢を言うと、「若いね! これから何でもできるね!」という衝撃的な言葉が返ってきたのです。「今からでも何でもできそうだ」と思ったのが、セカンドキャリアの道を選ぶきっかけになったと思います。

IT経営者になろうと決めたのは、これまでのキャリアが活かせるからというのが理由でしょうか?

1990年代後半から「これからはデジタルの時代だ」という考えが頭にあり、退職後スタートアップの仕事を手伝っていくうちにコンサルティング業にたどり着きました。
結果として、これまでのキャリアを活かせる仕事がITコンサルタントだったんです。しかし、コンサルタントでは世界を変えるには限定的なので、プロダクトの開発で、消費電力を減らす、処理速度を速めるということを通じてできる限り多くの人が住みやすい世の中を作りたいという想いからIT経営者へとたどり着きました。
仕事をしていく中で、これまでのキャリアが活かされる局面は多々ありますが、「自分は何をしたいのか」が根本的な理由であると思います。

どのような時にセカンドキャリアに挑戦して良かったと思いますか?

自分のやってきたことを振り返ることができた時です。
現在の仕事を通じて、過去に蓄積したことを使ったらできたという経験を何度もしました。
個人差はありますが、約60年の経験を掘り起こし、自分の考えや気持ちに対してどのように行動したら良いのかを優先するようになったと思います。
若い頃は経験が浅く他人に言われてなんとかしていましたが、セカンドキャリアに挑戦したからこそ、自分の人生を振り返り成長を感じることができました。

事業を推進する上で大切にしている価値観、理念、座右の銘などがあれば教えてください。

「相手をリスペクトする」「オープンに話し合う」「フラットな関係を保つ」「ボーダレスにお互いできることをやる」の4つを大切にしています。
そうすると、自分も相手も自身の力を発揮しやすくなり、さらにいろいろなことに対して感謝の気持ちが出やすくなります。
コワーキングスペースを使ってみた結果…

レンタルオフィスを探そうと思ったのはなぜですか?

私の拠点は大阪にあり、他のメンバーが住んでいるのは東京や九州とバラバラ。仕事はリモートが中心でした。
自宅を作業場にしようと思いましたが、飼っている犬のことが気になり集中できない。
お客様と打ち合わせをしたり、関西のお客様を開拓したりすることも考えていて、最終的にオフィスを借りることに決めたのです。

バーチャルオフィスを借りるという選択肢はありましたか?

バーチャルオフィスを借りても仕事場は自宅です。プライベートと仕事は完全に切り分けたいと感じました。
長年会社に勤務していたこともあり、家を出ることでスイッチが入りやすいのでしょう。家を出て移動することは、気分転換になり気持ちよく仕事ができます。

オフィスを決めるうえで「これだけは譲れない」といった条件を教えてください

企業様の情報を取り扱うことを考えて、完全個室が絶対の条件でした。
あとは窓があることです。

Re:ZONEに入居する前はどこでお仕事をされていましたか?

コワーキングスペースに入っていました。
そこは間仕切りの席しかなく、狭いのが難点でした。
ウェブ会議が増え間仕切りで話すことに抵抗があるなどの要因が重なり、他に移ろうと考えるようになりました。
ビジネスを後押しするのは環境・価格・立地!

Re:ZONE神戸元町01を決めた理由は何ですか?

個室でかつリーズナブルな価格であった点です。
窓があったことも決め手となりました。

Re:ZONE神戸元町01でオフィスを構えた後のお客様の反応はいかがでしょうか?

こちらの住所を書くと「いいね」と言われることが増えました。中には、ビルの名前を知っているお客様もいらっしゃいます。
県庁や法務局、銀行が近い点を評価されることも多く、ポジティブな影響を与えやすい立地ですね。

もしRe:ZONEを借りていなかったら、どこで開業していたと思いますか?

入居前は大阪でも物件を探していたので、もしかしたら神戸ではなく大阪のコワーキングスペースで開業していたかもしれません。

Re:ZONEの入居して感じた良い点!

Re:ZONE神戸元町01に入居していて感じた良い点を教えてください

常に掃除が行き届いていることに感動しています。トイレもすごくきれいです。

お部屋を移動されたそうですが、移動前と移動後で変化はありましたか?

部屋を移動した理由は、会社の共同作業に伴い人数が増えると考えたからです。共同作業は月1回程度なので移動する必要もなかったのですが、将来人数が増えることを想定して、個人から会社で契約し直しました。移動前と同じように快適で特に変化は感じていませんが、強いて言うなら「人数がいつ増えても作業スペースは確保できる」という安心感が出たということでしょうか。

今後、Re:ZONEに期待することや要望がありましたら教えてください。

入居者のことを十分に考えて、設備を整えてくださっていることがよく分かります。ただ、コンシュルジュがいると、ウォーターサーバーなど管理が必要な設備を、共同スペースに置きやすいのではと思いました。

他の入居者様との交流会があったら参加したいと思いますか?

交流会というよりも、誰がどこに入居されているのかを知りたいとは思いますね。そうすることで、すれ違っても挨拶しやすいですし、安心感が出ます。

オフィスを借りてセカンドキャリアをスタートしたい人には、どのようにRe:ZONEをおすすめされますか?

立地的に良い点をすすめるでしょう。行政機関にアクセスしやすいうえ、コンビニやレストランも近いです。立地の良し悪しはビジネスに影響を与えやすいことを考えると、Re:ZONEさんは安心してセカンドキャリアをスタートできる環境を提供してくれると思います。